利用規約



だってそうじゃない、いなくなるなんて思っていなかったんだもの


ぼくはきみを信じるよ、だってきみが笑うから


太陽が眩しかったので殺しました


そっと微笑み、そっと抱き締め、そして静かに消えてください


人間じゃないと言われた僕を愛してくれたあなたは人間じゃない


例えるならチョコレートより甘くて、ピーマンより苦いもの、それが君でした


キャンディー・ボーイはどんな味?


壊せるのは、宇宙でただひとりだけ


でたらめの温もりでも、温もりは温もりだと知った


心地よくて吐き気がするよ





断頭台で待ってます


残響は近づいてくるたびに鋭さを帯びている


舌を入れてきたら噛みちぎってあげるわ


正当化された偽善の血にまみれたわたしがそんなに綺麗ですか、


その微笑みが消えるまでを私のいのちのタイムリミットにしていいよ


何も言わずに傍にいて、わたしの心が離れないように強く手を握って


くしゃりと笑って


離したくないと言って、言わないなら今夜は帰って


ひとつの恋が終わり、埋没されるまで


くたばれナルシスト





くたびれナルシスト


大丈夫、この引き金を引けば涙も吹っ飛ぶよ


思う存分罵ればいい、僕はもうさよならするよ


ポルターガイストごとき


生きる価値と死ぬ価値、さてどちらが重いだろう


ゆめゆめ瞬きもしてられぬ(まぶたの裏の君が泣いているから)


僕は立派な兵隊さんになることが夢です(そして潔く死んでいきます)


いくつもの青い夢が散った時代を生きていた


この戦争が終わったら、結婚しよう(結末は分かってる)


黒い雨にうたれているあの影、あれはひょっとして僕じゃないか





ごめんね、もういくよ


君の視線の先が僕じゃないということは誰が見ても明白だろう


結末は変わっていたかもしれないけれど


強がっていいんだよ、人間らしい君が好きだ


涙を食べてあげる


“わたし”という存在を肯定してくれるだけで十分よ


弱々しくていい、いのちの音を聴かせてくれ


いつの日も待ち望むのはその言葉だけ


思い出を焼き増ししよう?


遠くの空から、あの日きりの陽が昇る





のんべんだらりと続く、もう終わりにしたい


両想いだってことに気づいたら、急にどうでもよくなった


窓の外、君が落ちていくのが見えた


わたしからキスしてあげるから


愛が憎しみに変わるとき、わたしは今までにないくらいにあなたを愛おしく感じるでしょう


悪いのは私じゃない


恋の引力、愛の斥力


いっそ、私をあなたの心に閉じ込めて


信じるのは嘘だと信じてる


ピンクは時に毒々しすぎて吐き気がする





叶わなかった呼吸


おへそのまどからみていたよ


この世界の空気は、思ったよりも臭かった


愛から生まれたひとつの命


哀から生まれたひとつの命


暗闇で泣き喚くのは、終わりを見たからだ


誰しも最初に願うのはただ一人からの愛である


這って、歩いて、転んで、歩いて、生きていく


ニヒリズムに笑ってみせた彼の心など誰にもわからない


埋葬された涙





灰になっていくのをただ眺めている


あなたがいなくなること、本当は知ってたんだよ


夢のなかで君を殺す


赤い背景にぼんやりと浮かぶのは


俺の屍を越えていけ、なんて言えない(君にはここにいてほしい)


自刃することで、最期にわたしは誰にも知りえないわたしを知ることができるのだ


我が死に様を嘲笑うならどこかへ行ってくれ


露と成り果ててしまった君を追うべきか


命の限りと知っていながら、なぜわたしを愛したのか


せめてそなたの温もりを身体の奥で感じたい





後追い、それも一興


嫉妬なんてしてないよ、だって好きってわけじゃないんだし


生きようとしない者はただの木偶だ


弾丸が胸を穿ち、さよならの瞬間まで、確かに僕は生きていた


僕の存在を不確かなものにしないでくれ


殺し、殺され、どちらが悪いかなど今更問えるものだろうか


恥など承知の上だ。生きながらえて帰りたかった


空ろな想いをいくら集めても、箱はいっぱいにはならなくて


故郷への道は死体で埋め尽くされている


本当に、悲しいことだよ。





涙、血、死、他に何が残る、虚無だけじゃないか


世界でいちばんきれいなものを探しに


わたしの嘘に気づいて気づかぬふりをしてくれるあなたこそ


いつも空を想います


「きみはぼくの太陽だ」と言ってくれたあなたこそが、わたしにとっての太陽でした


死んで倒錯、生きて倒錯


求めてはなりませぬ


あの天が崩れたならば会いませう


涙に溺れ、ともに逝きましょう


足枷をあなたの手で砕いて外してほしい





忘れられない、それほどに忘れたいひと


還らぬ人々


きらびやかな葬列


絵画のなか、少女の涙は涸れている


幸せとは言いきれないかもしれない


こんなわたしを、笑って、抱き寄せてくれる?


雪が降れば、この想いも凍るかしら


恋心はご臨終なされました


琉金の羨望


夢遊病、幸せね





ドリー、何も知らずにきみは造られ、罪もないまま殺されてしまった哀れな子羊


あなたのその理論には正当性がありません


美しい言葉をもってして初めて人は耳を傾けるのだという


矛盾だらけの人、はやくお気づきよ


しなやかな指でなぞらえる、その賤しさに誰もが嘲笑


ねぇ、あんたらもあの子達と同じようにしてあげようか


知ってるよ、心なんてないんだろう?


生きるだけでは飽き足りず、


人間不信になりそうだよ


あなたのおかげで妄想癖が治りません





この世は愛に満ちている、誰がなんと言おうとも。


どれも愛だと言うなら、こんな愛も許してね


あなたへの愛にも関税はつきますか


きみに抱くこの感情を愛と呼ぼう


やだなあ、涙が出ちゃうの


きみとの幸せな日々を想像したらさ


言葉のあやとでも言いましょうか


断言してみせてよ


ハエ取り紙みたいな女でごめんなさいね


とても幸せな夢を見たの、でもしょせん夢なのね





朗らかに笑うきみがすきだ。


あなたは宇宙をも抱き締める


眩しい笑顔に、いつでもわたしは目をつぶってしまうの


モルヒネに恋した彼女の


夢は夢で終わらせて


あの日に戻りたいなんてどうかしてる


その手に悠久の美は宿っているか


永遠だよ、きっとね


夢で縁取られた現在(いま)を生きている


ずるい顔はやめてよなんて言ってみる





きっとそのお命、頂きに参ります


醜くあれ


その涙を愛しいと思ってくれる人に


嘘つきピエロは夢の中


それが僕の、なんだろね


立ち止まった男と透明人間


空っぽの浴室で彼は溺れて死んでいた


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