イベント2 とある少女の呵責

「……なさい、……どうしよう、……どうして」
ぽつり、ぽつりと、うわ言のように、床に臥せる少女は繰り返す。
守るはずが、守られてしまった。
守るはずが、傷つけてしまった。
どうして。どうしよう。ごめんなさい。
もう何もわからない。
今は何も考えたくない。
目覚めまで、今しばらく。


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