十四くんと学生時代2
2020/11/17

いじめられてた十四くんが水だか何だかぶっかけられて立ち尽くしてるのを見つけた七星が手持ちのハンカチで顔を拭いてあげたら「い、いいよ…!汚いし濡れちゃうから…!」って突っぱねるものだから「汚いよ!だから綺麗にするんでしょ!?」って怒る七星にびっくりして涙も引っ込む十四くんの話とか
まぁとある漫画の引用なんだけどどうしてもそのイメージが強くてな十七…この後保健室に行ってタオル借りて十四くんの頭拭いてあげるしぐすぐすしてる十四くんの頭をタオルごと抱きしめて「見てないから気が済むまで泣いていいよ」ってぽんぽんしてあげる七星は正直見たいと思ってる

十四くんが七星に1度目の告白をしたのって多分いじめの件が落ち着いた後だと思うんだけど、勇気を振り絞って告白したのに七星から出た言葉は「…、…ごめん、そういうの興味ないから」「四十物くんにはもっといい人がいると思うよ」だと思う
弁護人まで立ったのにまだこんなくだらないことさせる奴がいるのかって呆れながら「駄目だよ四十物くん。これ以上人の言いなりになっちゃ」とだけ言って言葉が上手く出ない十四くんを後目に立ち去るから学生時代はお互い勘違いしたまま終わるんじゃないかな
十四くんは七星が勘違いしてることに違うそうじゃないって言えないまま終わる上にショックが大きすぎるし、そんな勘違いしたまま後々十四くんと再会した七星は(あの時のことを恨んでるんじゃ…そうだよね、恨まれて当然のことしたんだもんね…)って思ってるからどんな仕返しでも享受するつもりでいそう
十四くんから諸々の事情聞いてた天国さんとかいないかなって思ってるんだけど、実際に七星と会ってみてなんとなく二人の入れ違いを察して面倒くさいことになってるなってため息ついてるのは正直見たい。介入はしなさそうだけど

七星も相当な疑心暗鬼人間だから十四くんのこと暫く信じられなかったというか、何か裏があると思ってたんじゃないかな。だって自分を振った女にそんな執着する理由がわからないし十四くんの性格もだいぶ変わってるように見えたから報復に来たとばかり思ってる
七星は誰のことも好きになったことがないからその時点で十七はだいぶ温度差がある。人に執着する気持ちが全然わからないしいつも執着されるばかりで自分は冷めてしまってたからかもしれない。七星が天邪鬼なせいで十七どうすればくっつくのかまるでわからない
七星は多分追われると冷めるタイプだけどそこに情が湧いた瞬間どうすればいいかわからなくなると思うし自分が天邪鬼で可愛げもないことを自覚してるから自分と付き合うことに何の利もないと思って身を引きそう。生涯恋する気がなかったから恋しちゃうと混乱しそう
十四くんが好きって言ってくれたのはきっと上辺で繕ってた”いい子”の自分だから本当の自分は優しくなんかないし十四くんが思ってるような女じゃないけど、それを知られたらきっと今度こそ嫌われてしまうって不安に押しつぶされそうになるから一歩を踏み出せない恋する七星は正直見たい

学生時代の七星、いじめに真っ向から立ち向かわせてもいいんだけど七星が標的になったのを見た十四くんが精神的に限界を迎えそうだからやめたという設定上の経緯がある。七星の性格ならやりかねないけどどうなんだろうな…って思って。わからん
会ってたのは誰もいない屋上とかだし、学生時代の十七はなんか不思議な関係値だと思う。友達なのかな…十四くんはそう思ってても友達絶対作らないマンだった七星は複雑な心境だろうし、でも確実に特別な存在ではあったと思う
十四くんの運動靴か何かが隠されたって聞いて体育館倉庫の中を一緒に探してたら七星が居ることに気付いてなかったいじめグループに二人とも閉じ込められたりしてそう。「ごめ…七星ちゃん、ごめん、僕のせいで…」って泣いてる十四くんのこと宥めながら静かに殺意が芽生える七星
暫くして鍵が開けられてニヤニヤしたいじめグループの顔が見えるからガッて扉開けた七星にびっくりされるし、途端焦りながら「ご、ごめん、催涙雨さんがいると思わなくて間違って鍵閉めちゃって…」とか言い訳始めるもんだから笑いながら「大丈夫だよ」って返すけどこのゴミ野郎共がとしか思ってない
委員長とかやってるくらいには真面目を演じてそうだしクラスも違う十四くんと繋がりがあるなんてきっと誰も思ってないからこそ裏でできることはカバーしてた訳だけど、いじめられてる十四くんを直接目撃してしまって思わず庇ってしまうのはワンチャンあるのかなと思ったりもした
高校卒業後の七星は素(脱真面目ちゃん)でいるからたまたま遭遇してしまったいじめグループの男にナンパされた時「で?」「話はそれだけ?」って冷たい返しするのは正直見たいと思った
名前なんか覚えてないというか知らんけどその汚ねえツラは覚えてんだよゴミ野郎って思いながら無視しそう
七星、荒れてるとこは十四くんに見せなそうというか荒れるような対象を十四くんに近付かせるわけにはいかないから何かに巻き込まれそうになっても自分で解決しそうなくらいには逞しくあってほしい

生きるのが辛くて屋上から飛び降りようと足を運んだら違うクラスの同級生がフェンスに足をかけてて心臓が止まりそうになった四十物くんと催涙雨さんの話
自分を繕って”いい子”でいるのが苦痛で頼られるのがつらくてこんなゴミみたいな世界から開放されるなら死んでみるのも悪くないかも、って思って割と安易に飛び降りなんかしそうな七星はいるしそこに遭遇してしまった十四くんは可哀想
死にたいくらいつらい十四くんがその時は思いとどまらざるをえなくなってしまうし、思い詰めてる訳では無いけど死のうとしてた七星も止まるしかなくなっちゃうし、両者沈黙の続く初対面になる
七星は生きる上で特に目標もやりたいこともなくて、当たり障りなく生きて死ねたらそれで良かったのに人生が尽く上手く回らないものだから(あぁ、きっと私は上手く生きることも出来ないまま死ぬんだろうな)って悲観してた時に現れたのが十四くんなんだろうか。全ての誤算

学生時代いじめられてた十四くんに「いっぱい泣いていいよ」「誰も見てないから」って屋上の隅で肩を貸して空を仰いでる七星に想いを馳せてる
七星は目立ちたがらないし友達も作らないけど陰キャって訳でもなく何となく話しかけにくい空気を纏った女子って感じだからいじめられたりハブられたりとかがあるわけではなく当たり障りなくクラスメートと接して学生生活を送ってると思う。他人以上友達未満はそれなりにいるイメージ
不必要な馴れ合いがめんどいから深行った友達はいらないと思ってるだけで人間嫌いなわけではないと思う。逆に一人でいる子とかはほっとけないし手を差し伸べては懐かれてまたやってしまった…ってなってる系



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