十四くんと学生時代
2019/10/06

十四くんがいじめられてたの中学か高校かわからんけど屋上で泣いてた(であろう)十四くんにハンカチ渡す七星は見たいし隣に座って他愛もない話したりしたのがきっかけだと思ってる十七(仮)
四十物くんは上から読んでも下から読んでも四十物十四だねってほんとうに他愛もない話してそう七星ちゃん

十四くんの過去を知ってる七星は別に彼を傷付けたいわけではないけど性格上反射的に拒絶の言葉を吐いてしまっていつも自己嫌悪に陥りそうだし、嫌いって言ってしまって十四くんが泣きそうな顔してるとすぐう、嘘だから…って慰めてしまいそうでそういうところにズブズブ依存してしまう十四くんいる…?

いじめを受けてた十四くんを表立って庇うなんてことは出来なかったけど放課後落書きされてる机を消したげたり怪我してる十四くんに絆創膏貼ったげたりする七星たやはいるし十四くんになんで、って言われても「逆になんで?」「汚いし、痛いでしょ?」ってしか返さないと思う
別に友達っていうものも作ってないから目立ちさえしなければ人目を気にする必要も無いし、たまたまとはいえ見つけてしまったものを見て見ぬふりするほど人として落ちたくないと思って生きてそうだから自分のできることはやる。ただそれだけだと思う
クラスは違うしいじめがあるらしい、くらいの噂しか知らなかったから十四くんのこともほとんど知らなかったんだと思う。偶然見かけてしまってなんとなく放置もできなくてそばにいた。七星からしたらただそれだけしかできなかったから、そんな拗れ感情抱かれるとも思ってなかったんじゃないかな

七星は結局いじめられてた十四くんを助けることはできなかったからその罪悪感がずっと心に残ってて十四くんと再会した時に怖くなってしまったところはあると思うんだけどどうだろう。所詮は自分も他の人達と変わらなかった、きっと彼は私を恨んでる、って思ってそう
「っ、私はあの時、四十物くんに何もしてあげられなかった…っ」って泣きそうになってる七星を抱きしめる十四くんが見たい(誇大妄想)

いじめで暴力受けてた可能性あるし十四くんの過去のトラウマは抉りたくない七星たや、でもはらわた煮えくり返ってどうしょうもない時は十四くんのほっぺた抓ってむにむにして怒り沈めてればいいと思う
顔と声が命の仕事してる十四くんの顔傷付けるわけにはいかないからちょっとした抵抗に留まるしかないし、キスされて舌ねじ込まれても噛む訳にはいかないから必死に押し返そうとするけど性差と体格差で勝てるわけないから思う存分堪能されればいいと思う

いじめ時代に七星たやのこと催涙雨ちゃんって呼んでたら「長いし呼びにくいだろうから、七星でいいよ」って言われて十四くんはずっと七星って呼んでたけど、自分も名前でいいって言いそびれたから七星はずっと四十物くんって呼んでるんじゃないかなって

七星が十四くんのこと見て見ぬふりできなかったのって昔夕十くんもいじめに遭ってたのを見てたからだと思ってる。まだ夕十くんが小学生で七星が中学生のときに夕十くんがいじめにあってるのを見ていじめっ子をボコボコに懲らしめた経験があるからこそ重なって見えたのかもしれない

学生時代いじめられてた十四くんに「いっぱい泣いていいよ」「誰も見てないから」って屋上の隅で肩を貸して空を仰いでる七星に想いを馳せてる
七星は目立ちたがらないし友達も作らないけど陰キャって訳でもなく何となく話しかけにくい空気を纏った女子って感じだからいじめられたりハブられたりとかがあるわけではなく当たり障りなくクラスメートと接して学生生活を送ってると思う。他人以上友達未満はそれなりにいるイメージ
不必要な馴れ合いがめんどいから深行った友達はいらないと思ってるだけで人間嫌いなわけではないと思う。逆に一人でいる子とかはほっとけないし手を差し伸べては懐かれてまたやってしまった…ってなってる系

あの時たまたま居合わせたのが私だっただけで四十物くんは私自身を好きなわけではないと思うよって主張する七星と、辛かった時手を差し伸べてくれたのが七星だったから好きなんだって主張する十四くんのすれ違う心

悪意はなかったとはいえ一番繊細だった頃の十四くんを振り傷付けてしまったことに罪悪感を抱いてる七星は十四くんが今尚自分に好意を寄せてくれていたなんて思ってなかったし「恨んで、ないの…?その…昔…」って言い淀んでる七星にやっぱり七星は優しいねって薄ら笑いかけてくる十四くん
命令でやらされてたって思ったんでしょ?七星は優しいから、当たり障りないように振ったんでしょ?優しいから、今尚罪悪感でいっぱいなんでしょ?恨んでなんかいないから、そのままずっと我に縛られていればそれでいいから。ってめちゃくちゃドロドロ感情全開の十四くんに追い詰められる七星の話
”優しい”七星が自分を拒絶できないのも、文句言いながら甘やかしてくれることも、全部全部知ってるからもう絶対に離さないしずぶずぶと泥沼に沈んでいく病んでる系十七もそれはそれで見たい

十四くんいじめ時代から厨二だったんだろうか…それとも今になって拗れたんだろうか…わからんけど、(相変わらず何言ってるかわかんないな…)って思ってた七星が次第に十四語(仮)をわかってしまって普通に受け答えが成立してしまった瞬間目を輝かせる十四くんと何が起こったかわかってない七星

七星は学生時代からバンドやってたから屋上でサボってる時はよくウォークマンで練習曲とか普通にバンド音楽聴いたりしてたんだけど、当時の十四くんに恐る恐るどんな曲聴いてるのって聞かれて渋々バンドのこと教える(自分が所属してる事は言わない)七星とかあるのかなって思った
七星が好きなバンドなんだと思って自発的に聴くようになるけど後にPVとか見て七星本人だって気付くし、でも本人がそれを言わなかったってことは言いたくないんだと思って聞けないけどその頃からずっと七星のバンドは欠かさずチェックしてたりしないかなって



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