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ふぅ、どっかの金持ちから貰った魔法具が役に立ったぜ。

俺は今、アラジンを抱えながら走ってます。

きっと今頃、領主サマは幻術の俺と喋ってるんだろうな〜〜。

相手を怒らせてないといいけど(もう手遅れです)

あの女の子、やっぱりファナリスだったか。

厄介だな・・・鼻がいいと。

そう思いながら走っていると背中からモゾッとした動きを感じてその場で止まった。

『起きたか?アラジン』

そう問いかければ、更に背中はモゾモゾと動いてアラジンは起きた。

「アリババ君・・・・どうして走ってるの?」

『追ってが来てな、面倒だから逃げた』

そう言えば、アラジンは興味がないのかまたモゾモゾと背中に戻った。

まぁ、いいかと思ってそのまま走り続けた。

ガチャ

『ん?』

なんか変な音が・・・・嫌な予感がした。

カパッ

『へ?』

足元の床が突然なくなりました。

『えぇええええええええええええええええ!!』

もちろん落下しました。











『こんなの聞いてないよぉおおおおおおおお』

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