2 視線はまるでレーザービーム





私には最近重大な任務を課せられました。

「じゃぁ、沙羅ちゃん。承太郎の面倒よろしくね」

そう言われて私はビシッと軍隊バリの敬礼をして答える

『まかしぇて、せいこちゃん!!いのちにかえてアンジェをまもりましゅ!!』

そう言うと、ホリィもとい聖子ちゃんは目の色を輝かせて私をギュッと抱き締める。

(さすがホリィさんアメリカ仕込みのダイナマイトボディだぜ)

「もうッ!!なんて可愛いの沙羅ちゃん!!」

『せいこちゃんのほうがかわいいよ』

思ったことを言えば、更に抱きしめてくれた。

(美女の胸で窒息とか贅沢だなぁ)なんて変態じみた事を考えている3歳の私。




私は最近よく、アンジェのお守のお手伝いをしているのである。

アンジェのお父さん(イケメン)はミュージシャンでよく演奏旅行でいなく、聖子ちゃんは家事で忙しく私の出番なのである

(夫婦仲は大丈夫なのと思うだろうが、聖子ちゃんと貞夫くんはベッタベッタを通り越して瞬間接着剤でくっついているのである。)

と言っても、アンジェが泣いたら聖子ちゃんに伝えるってだけの役であるが

それでも私はずっとアンジェの傍に居られるからご機嫌なんだけど

今日もニコニコ笑顔でアンジェの寝顔を見つめているとパチッと急にアンジェの目が開く。

おぉ、起きたか。と思っているとアンジェと目があった

『おはよう、アンジェ』

ふにゃと私に私に優しく笑うアンジェに萌え死ぬかと思った。






ビィイイイイイム

(緑色のラブビーム)

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