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それから私はたった一週間の結婚生活を終える決心をした。

三人で暮らすのはとても楽しかったし、自由でよかったけど・・・私と言う存在がとても邪魔なんだと、今回の事件で気づいた。

トムは察してくれたように、余計ことを言わずに頷いてくれた。

幸い、トムの希望通り彼の家の財産は私と結婚したと同時に彼の物となったのだ。

彼との約束だけは守れて本当によかった。

そう思っているとトムは私に言った。

「ジョナ・・・君はこれからどこで暮らすんだい?イギリスに帰るのかい?」

その言葉に私は首を左右に振った。

私はイギリスにもアメリカにも暮らせない。

石仮面の呪いとは・・・アイツも上手い事を言ったと思う。

フッと思わず笑みがこぼれてしまった。

確かにこの身がある限り、アイツの手下が私を追ってくる私がいる街、家、家族はすべて被害にあってしまう。

確かに呪われた身なのだ・・・・。

そんな私が大事な人たちがいるアメリカやイギリスではもう暮らせない。

私は誰も住まない、人の目にも入らない所に身を隠すしか他がないのだ。

そうトムに言えば、トムはなにか思い出したようなそぶりを見せて自分の部屋へと向かって行きそして私に一枚の紙を渡した。

「ジョナ、お礼と言ってはなんだけど君の住む家ぐらいは僕の方で用意させてもらいたい。」

そう言って渡した紙は島のまるまる1個の権利書だったのである。

もちろん断ったがトムの「ここは人も住まない無人島だ。君が身を隠すにはうってつけだ」

そう言われて断れることは出来ずに私はそれを受け取ったのであった。

「ありがとう、ジョナ。僕は君のような理解ある友人に出会えたことを神に心の底から感謝します。」

そう言ってくれたトムに私は思わず涙をながした。

『私も綺麗いな心を持ち、差別や罵声にも立ち向かっていくあなたの生き方を尊敬し。そして出会わしてくれた神に感謝します。』

そう言えばトムは嬉しそうに笑った。




トムがくれた島の名前はエア・サプレーナ島(城つき)

そのデカさに驚きもしたが・・・一番驚いたことは。

『・・・・・・・・・・・。』

「「お帰りなさいませ、ジョースター様」」

『・・・・・なんでいんの?』

こんなゴツイ執事はいりませんッ!!

なぜか城に入って目に入ったのは二人のゴツイ執事・・・もといタルカスとブラフォードの姿であった。

たしかコイツラ二人は実家に預けたはずなのに・・・。

そう思って頭を抱えているとブラフォードが口を開いた。

「我々はジョースター卿の言いつけであなたの身の回りの世話をするようにと・・・ジョースター家で修行してきたのでございます。」

タルカスも口を開く。

「そしてツェペリ男爵の元で波紋の修行も行いました。貴方をお守りできます。」

そう言って二人はピッタリとした動きで私に頭を下げた。

「「ですから・・・どうかお傍に。」」










『チェンジでッ!!』

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