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あの変態野郎から解放され、私は自由の国アメリカへとやってきた。
着いた瞬間、嬉しさのあまり・・・。
『自由だーーーーーーーーー!!』と、犬井ヒロシばりに叫んでしまっても罪はないと思う。(ネタが古いと言わないでほしい)
私とトムとブライアンの共同生活が始まったのであった。
二人がラブラブな生活をしている間、私は街へとくりだして子供たちに勉強を教える教師の仕事についた。
え?ディオが生み出した屍人の処理をしないのかって?
何を言っているんだい、君たちは・・・。
それぐらいあの波紋集団がやる仕事だろう。
まったくなんのために遥々チベットからイギリスに来たのか意味が分かりませんからねッ!!
それぐらいやれってんだ!!
と、この前に屍人退治を要請する手紙が来たときそう送り返してやったの当然の事だろう。
少しは働けアホども!!
そう思っていたある日の出来事であった。
『あれ?』
今日も子供たちと触れ合って、家へと帰ってみれば燃えている。
家がすごい勢いで燃えている。
『ッ!!バッド・ロマンス!!』
名を叫べば、家を覆うバラのつた、炎ご包んでいき元の姿へと戻していった。
あの二人の愛がついに家を燃え上がらせるほどに至ったのか・・・・。
なんてアホな事を考えていると、ブルッと嫌な寒気がした。
なんかすごい嫌な予感がする・・・。
「ジョナサン・ジョースタァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
(やっぱりか・・・。)
考え付いた嫌な予感が当たったように、あの特有の奇声の上げ方をするのはアイツがらみと分かっている。
『ハァ。』と大きなため息を吐いて振り返れば予想通りのお姿であった。
(あのアホども何の役にも立ってねぇじゃねぇか!!)
イギリスにいるアホ4人組を思い返していれば、目の前のバカ屍人は叫んだ。
「ディオ様の仇ッ!!ここで取らせてもら『うるせぇ!!』
奴の口から憎き、あの変態野郎の名前が出た瞬間に私は走り出して飛び蹴りを食らわした。
波紋入りの蹴りだったので、屍人は一瞬で消えた。
それで終わりとは思わない、今までの経験上・・・屍人を1匹みたら30匹いると思ってほぼ間違いはないのだから。
「ウリィイイイイイイイイイイ!!」
どこかで聞こえるそんな奇声を聞いて、ジョナサンは大きくため息を吐いた。
『自分でやるしかないか・・・・。』
取りあえず、あの4人組は後で締め上げる事で決定しよう。
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