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どうも、みなさん前回ぶり

私の名前はインテグラ。ヘルシング家の一人娘であり、伯爵家のお嬢様ってな訳。

私の家はイギリス王家に代々使える家の一つなのだから私の生活は毎日本当に大変ッ!

・・・・えっ!お嬢様って毎日、買い物したりお茶を飲んでいるんじゃないかって

そんな訳ないzy『んな訳あるかぁあああ!!こちとら毎日、やれ拳銃の訓練だ。やれ体術の訓練だ!10歳で学ぶもんじゃない帝王学を学ばされ、ヤーさんかと思えるほど怖い顔のオッサンと毎日顔を合わして聞きたくもない吸血鬼の話を聞かされ、それに加え伯爵家の娘としての立派なマナー講座をネチネチネチネチネチネチと教え込まれて買い物どころか、お茶を飲む暇さえないわッ!!!!!』

ぜぇぜぇと長文を言い切った息を荒げていた(ちなみに今は部屋で一人なのである)

不幸な事に自分の今世でも忌々しいヴァンパイアと関わりがあると知って早数年。

うちの当主である父が病気になったのである…もって二年と言う事だ。

それを聞いた時の悲しみは言い表しようがない

たとえ親が子より先に死ぬのが当たり前だとしても、置いて行かれこの気持ちは何度味わっても悲しく、苦しく、ツライものだ。

そんな悲しみくれる私の前にアイツは現れたのであった。

「お嬢様。大きな声を荒げるとは、ヘルシングのお嬢様としてふるまっていただかなくては」

『げっ、ウォルター』

生まれた頃からの馴染みである一人の男を見て一気に機嫌は急降下し墜落までした。

チュドーーーーーーーンと心の中での墜落音を聞きながら私は目の前の男を見た

ニッコリと今日も綺麗に笑っている男はこの家…私の執事である男のものであった。

老いているとは思えない身のこなしは本当に人間か?と何度も疑った事もある・・・・

まぁ、もちろん今もだがこの男こそが私を酷使している男なのであった。

我が家の執事である彼、ウォルター・・・・その先は思い出せない。ウィキってくれ
父とは昔付き合いの長いこの男は父の意向により私を教育しているのであった。

父の意向と言うのは私をヘルシングの当主にすると言う、意向である

私的にはいつも目をギラギラとしている父の弟であるリチャード叔父さん(普段は気軽に呼べる相手ではないが)にでも譲ればいいじゃないかと私はつい先日言ったのであった。

そしたら・・・。

「あんな男につかえたくはありません」

笑顔ですっぱりときっぱりと一言で片づけられたのであった。

なんとまぁ、執事らしくないが彼らしい答えだと心の底から思った。

彼は昔、ヘルシング機関の掃除屋だったらしいとこの前。アイランズさんに聞いたのであった

彼のどことない雰囲気はそう言う事だったのかと感じながら、そんな彼だからこそ主人を選ぶのは当然のように思えた。

私達が相手にするのはテロリストでも殺人鬼でも薬中でもない

それよりももっと恐ろしい人ヴァンパイアなのだ・・・残念ながら叔父上様は「ヘルシング」の名に目が眩んでいるだけの無能と言えよう。

それに彼が個々の当主となったら…いろいろとやばい。

私ではない、イギリスがだ。

ウォルターはそうなったら、ストをおこしてこの屋敷ぶっ壊すって言うし。

アイランズさんは円卓抜けるって言うし。

ウォルシュ中将は軍抜けるって言うし。

彼らが本気になったらヘルシング家は終わる・・・そしてヘルシング家がダメになったらいろいろやばい。

ヴァンパイアからの脅威の対抗勢力もあるし、やっかいなのはヴァチカンである。

前世の世界の私の知っている神の使者さんたちは優しいほほ笑みと慈愛に満ちた心で接してくれる人ばかりだと言うのに

どうやらこの世界の彼らは異教徒は化け物と同レベルに見られるらしい。

信じる神が違うなら、もはや人間ではないそうだ彼らの中では・・・・。

まぁ、そんな彼らには言いたい事はいっぱいあるがこう言った宗教が絡んだ問題は面倒くさいから後の機会にしておこう

そんな感じでヴァチカンの皆様がイギリスを捕りに来る可能性があるって事だ。

そうなったら・・・と考えるだけで恐ろしいだろう?

と父はじめに怖い叔父さんたちに囲まれて脅されました。







『まぁ、腹をくくるしかないよね』

もう関わりのある家に生まれてしまってはしょうがないし、ヴァンパイアはやはり嫌いだ。

だから嫌いな奴らから何も罪のない人達が死ぬのはどうも嫌なものだ。

だから私はヘルシングとして生きて行くと10歳の誕生日に誓ったのであった。



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