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「インテグラ・・・ヘルシングを奴を・・・頼んだぞ」

父の最後の言葉だった。

何十年とイギリスを守ってきた父の言葉であった。

ここは最後に娘に「愛している」だろうと思うが、それは許されない。

私達はヘルシング。王立国境騎士団ヘルシング

国を国家を女王を国民を守るのが彼の使命だったのだ。

私は父の手を握った。

まだ温かいがそれはもう生きている温かさではなかった。

『分かりました・・・。』

そう言葉を残すしかない・・・・。




父の遺言通りヘルシング家を受け継ぎそして

私の読み通り叔父上襲来★

『って★じゃねぇええええええええええええ!!やべーよ、本当に来やがったよあのラリ男。やべーよマジこえーよ。しかもなんか吸血鬼とかいっぱい連れて来たしウォルターが向かったけど結局ここにくるじゃぁああああああん!!』

そうなぜか叔父様、ヴァンパイアと共に襲来です。

ヘルシング家が欲しい癖に化け物の力を借りるなんて最低、悪魔、ヘタレッ!!

心の中で最大級の罵り言葉を上げながら、コツコツと重苦しく感じる靴の音が聞こえた。

やば、もうきおった!!

慌てた私が偶然見たのは通風孔で、ピーンと思いついた私は行動に移ったのであった。

『埃くさ』

現在、通風孔内にいるインテグラでございます。

なんとか叔父上様の間の手から逃げたがこれは一時的なものに違いないだろう。

私がここに居るのはいずれ気づかれる事だ。

しかも、この屋敷で現在の味方はウォルターだけで絶望的な状況とも言えよう

この屋敷の者たちは皆、叔父上についたのだ。

くそっ!後で全員解雇してやる!!と心で強く思いながらも頭を傾げた。

はたして、この絶望的な状況をどうすれば・・・おしえて父さん!!

空に向かって(通風孔内なので空は見えない)願えば、ある事を思い出した。

それは父が倒れてすぐに言ったあの言葉。

「どうしようもない危機がお前に訪れたのなら、地下に行け。そうすればお前を助けるモノがあるだろう」

おぉ!!ありがとう父さん!!地下になにがあるか知らないが、きっと協力な武器に違いない!!








いざいかん地下へ!!


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