8 この綾部沙羅には夢がある!!




突然ですが、私の身長は他の人より、ちょっぴり大きい。

・・・・ごめん。嘘つきましただいぶ大きい

私の母方の何代か前のおばあちゃんに外国の血が入ってたらしく、どうやら私はその先祖返りらしい。

なので私の目は人より少し灰色で、背も大きいのである

「スタイルよくていいな」とはよく言われるのもので(自慢じゃないよ)だけど悩みはある。

それはサイズが合う服がない。

よく雑誌で服を見ていると「あっ、この服いいな」と思ってもサイズが合うのがいないのだ

合うとしても大人服しかなくて、よく困ったものだ。

そして私は閃いた。

『ないなら作ればいいじゃない!!』

と我がまま女王ばりに明暗を思いついた私はさっそく自分の思い描く服を作って着てみたのだった。

それが以外といい出来で、味を占めた私はどんどんと他に作り出したのであった。

それを見た両親、聖子ちゃんに褒められた私は子供用から大人用の服まで作り出したのである。

そんなある日、両親がパンフレットを持ってやってきた

それを手に取ってみると「フランス留学」と書かれていた

「どうゆうこと?」と意味を込めて両親を見上げれば、母が「折角だからお洋服のこと。ちょっと勉強してみない?」

そう言った母に私は目をパチクリとした。

そんな事を全く考えていなかった私はもはや趣味の領域でやっていた私に突然の留学。

突然で驚いたが、嫌と言う気持ちは現れなかった。逆に「行きたいかも」と思ってしまった。

そんな私の気持ちを知ったのか母は優しくニッコリと笑って









「行ってらっしゃい」

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