混合短編 | ナノ




6

試しに周をしたトランプを投げつけると避けられ、明らかに怯えた様子でツナヨシに突進した。


「ナッツを虐めんな」


宥めるようにツナヨシはナッツと呼んだ生物を撫でる。

全力で弱いと主張しているようで、反射神経はよさそうだ。

トランプはカスリもしなかった。


「いいじゃないこのくらいは、さ
「相手によっちゃ死ぬだろ。普通に」
「弱いのに興味はないの


言い終えると同時に数枚のトランプを次々とツナヨシに向かって投げる。

ナッツを肩に乗せたツナヨシはさっと一枚目を避けた後座っていた椅子を盾に残りのトランプを受け止めた。

周をしたのか椅子に傷はなく、トランプはハラハラと落ちてゆく。

それと同時にエレベーターは地下100階に着いたと知らせた。


「君、いいね
「最悪だ」


ハンター試験が始まればツナヨシの実力が少しは知れるだろう。

それに、他にも強いのや強くなりそうなのがいるはず。

楽しみだと思いながらヒソカは試験会場に足を踏み入れた。


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ヒソカには素っ気ない態度のツナさんです。第一印象が悪すぎた




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