相反する立場 | ナノ




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《side Detective》


犯人と証拠が判った後、いつも通りにコナンは毛利小五郎を睡眠銃で眠らせ、声を変えて眠りの小五郎推理ショーを行なった。

結論から言えば、犯人は社長の友人である加井修介という男だった。

確実と言える証拠を伝えるまで、決して自分が犯人だと認めなかったし、認めた後も決して動機を話そうとしない。


「どうしても話さないつもりか。まあいい。つれて行け」


目暮警部が部下にそう命じて彼はパトカーへと連れてかれた。


「さて、ご苦労だったな毛利」

「ん、んあ。どーってことありませんよ目暮警部(またいつの間にか終わっちまってる!?)」


気になることは幾つかあるが無事に事件が解決しほっとする。

秘書の穂積さんによるともうパーティー続行できる状況じゃないために他の客には待機してもらっていたそうだ。

だが、事件解決した以上は帰ることが出来るだろう。


「コナン君もお疲れさま」

「あ、うん。綱吉お兄ちゃん」

「いつもああやって毛利さんのお手伝いしてるの?凄いね」

「そんなことないよ!」


沢田綱吉、彼のことも釈然としないことの一つだ。

探偵の勘としか言いようがないが彼には何かがあるような気がしてならない。

それが何かは分からないけれど。


「毛利さんはまだ警部さんたちに用があるみたいだし、みんなのところへ戻ろっか」

「うん」




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