shortstory | ナノ


  ミニスカートは好きですよ


「よろしければ次のホグズミート一緒に行きませんか?」

「良いねっ」

なんていう会話を後輩のレギュラスとしたのは五日も前。そして今日がそのホグズミート行きの日な訳だが。

寒い、非常に寒い。

問題は私の着ている服だろう。ついこの前まで暑苦しかったので半そでの服にミニスカートというTHE・夏の服にしたのだが、外に出ると何故か秋の景色になっていたのだ。そりゃ寒い。

くそ、外にも出ないで部屋の中にばかりいる不健康な生活が祟ったか…いや、それならセブルスだって私に負けず劣らず不健康な生活をしているじゃないか。今日も外に出ないで(薬)草とにらめっこしているはずだし。

「あ、ファースト先輩っおはようございます!!」

「おはよ…」

なんでだろう、レギュラスの笑顔はこんなくそ寒い日でも輝いているのか。むしろ太陽に見えてきたぞ。

「先輩今日はミニスカートなんですねっ、いつもの制服のスカートも似合いますけど先輩にはミニスカートがよく似合います」

「そう?ありがとう」

正直ホグズミートの服屋…名前は忘れたけどそこで上着とズボンかロングスカート買おうと思ったのだがレギュラスが喜んでるし上着だけにしようかな。

「ミニスカートは好きですよ、先輩の脚が見えますし」

「……ん?」

「どうかされましたか?先輩」

「え、いやー…何でもない」

…空耳か?うん、そうだろう。

「さーて、先輩まずはブティック行きましょうか。見ていて寒いので僕が上着買って差し上げますよ」

「やった!服の出費が浮く!!」







タイトル拝借いたしてます。

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