明日
「イヴァン、大好き」
私がそう言って抱きつくと、彼はキョトンとした顔をしたあと、微笑んだ。
「どうしたの、急に」
イヴァンの背中は広くて大きい。
その背中に私は顔を埋めていた。
「怖くなったの」
「なにが?」
「イヴァンが消えちゃうような気がして」
本当はいつも怖かった。
今までそうやって消えていった国を、何度見てきただろう。
私たちもいつかフッと透明になって、消えてしまうんじゃないかと、いつも、いつも。
「なーんだ、そんなことか」
けろっとした顔で彼が言う。
途端ふわっとイヴァンの香りがして、視界は彼でいっぱいになった。
「大丈夫だよ、僕は消えないから」
「イヴァン…」
「僕も、ナターリアも姉さんも、トーリスもライヴィスもエドァルドも、##NAME1##も、みーんなずっと一緒だよ」

明日も、ずっとその先も
(ずっと傍に居てあげるからね)

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遅くなってしまって、すみません;
mmkkさまより露様夢でした!
苦情など聞きます><
感想とか嬉しいですごめんなさいorz
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