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サンスター文具 バインダーボール
2009/08/05 06:00



バインダーボールメモセット

バインダーボール;Amazon検索
ブロックロディア 9冊+1冊サービス A7サイズメモ用紙 RH11200 No.11 80枚
マーケットプレイス品


 筆記具を服に取りつける方式から、メモ帳に取りつける方式へ設計思想を転換したノック式油性ボールペンです。
軸:日本製、替芯:台湾製。

 側面の台形部品全体がクリップで、この大きなクリップが最大10mm開いてメモ帳に食らいつき、ロディア(約9.5mm厚)も挟めます。
紙挟みにボールペンを組みこんだと言ったほうがいい製品ですね。
 ノック解除はノックボタンを再度押すのではなく、クリップを開いて解除。
ノックの仕組みは小さな内部部品が一ヶ所引っかかってるだけ。
ノックのかかりが甘いことがあるので、気になる方はクリップ後端(ノックボタンではなく)を1mmほど削って短くするとよいでしょう。

JIS油性D型替芯使用、抜き差しして交換。
 サンスター文具は交換用リフィルを別売していませんが、少なくとも10社以上が同型を発売しており、パイロットLHRF-20Cでゲルインク化でき、トンボBR-VMPで加圧式にもできます。

 持ち方によってはペン先が見づらく、またクリップを開くための指掛部が小さいうえ滑り止めもなく取り落としやすい問題があります。
 立位(立ちながら)筆記を想定すれば、取り落としやすい点は最大の欠点。また手袋越しに使うことも難しい。
ここらへんについてはエアプレスに座を譲りますね。

改造というほどのことではありませんが、プラ板から切り出した樹脂片を指掛部にはめ込み、突起を設けてすべりにくくしました。ペン先周りも削って見やすくしたい。



 最近、筆記具を挿しにくいポケットが増えています。
登山服やそれに類する服では雨水が入らないよう、また背嚢の負革が干渉しないように開口部が側面を向いた"ナポレオンポケット"を採用している場合が少なくありません。
 その種の服で筆記具をどう携帯するかといえば、他の様々な物とともにポケットにそのまま放り込んでしまう方法であり、筆記具とメモ帳を取り出すにはポケットをまさぐってもどかしい思いをしなければなりません。
防水透湿生地を用いている場合、ポケット内はメッシュ地であることも多く、ペンが引っかかりがちでさらにもどかしくなります。

 メモ帳と一体化できる本品ならばポケットから取り出しやすくなり、また鞄に放り込むにも都合が良い形式であることから、登山用品店等に納入すれば好感を得られるでしょう。
そうすれば、店頭で見かけるのが希で入手しにくいこの商品も入手性が向上するのではないでしょうか。Amazonで扱ってますけどね!

 質感はぺらぺら、所有欲を満たすような小物ではなく、アイデア勝負のボールペンです。
 過去、ペン軸にメモ用紙を巻きつけたボールペンが「王様のアイデア」にありましたが、普及することはありませんでした。
このような変種は珍しがられるだけで終わることが少なくないのです。

 ペンを挿せない服や電子ガジェットが増えた現在、バインダーボールは人々に再び筆記具を携帯させる製品となるか、単なる珍品で終わるのか注目したいところ。
 鉛筆補助軸にもなります。

画像に写っている服はこれ。説明にサイズ170-180cmとありますが92C(胸囲92cm,court=短い丈)だから160-170cmのはず。
欧州ものは袖丈が長めに造られるからこんな表記になってるのかな。


仏陸軍M-64(S300)野戦服上衣(M/92C)
マーケットプレイス品



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