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サンスター文具FLAVOR筒型削器とダイヤル式鉛筆削器4304
2007/12/20 06:00


 今回と次回は調節機能つき鉛筆削りを紹介します。
いずれも鉛筆削りの挿込穴の深さを変えて尖り具合を調節する方法を採用し、今回のサンスターFLAVOR二種は五段階に調節できる学童用鉛筆削りです。

 筒型は、上端の三日月状部品を回すと鉛筆挿入口が現れ、戻すと削りかす排出蓋を外せます。
 部品の合いが悪く、三日月蓋はときどき外れそうになるため、中心に向かって押し付けながら回さなければなりません。

 鉛筆挿入口反対側のつまみを回すと内部の鉛筆削り本体が前後動して深さを調節、5→1の順で尖っていきます。
鉛筆削り本体の固定が甘く、1(最鋭)にすると、たまに芯先が砕けます。

 机上で転がりやすい欠点を抱えつつも、筒型は鉛筆削りと鉛筆双方を同時に回しやすく、両手の力を活用できる利点も持ち合わせています。




 ダイヤル式は、中央の円盤を回すと挿入口が現れるとともに調節機能が働き、最初の段階(30°)→最後の段階(100°)の順で芯先が鈍くなります。
削りかすは円盤の蓋を外して排出します。

 こちらは鉛筆削り本体が前後動せず、芯先を抑える部品が前後動するしくみで、部品のガタツキはなく芯先がはみ出ることもありません。また机上でも転がりにくい形です。
 透明なので汚れが目立ちやすいところが欠点と言えましょうか。
 輸入中止になったのかサンスター文具のHPには記載ナシ。
裏側にあるロゴTIKOやP.R.C.DESIGNを検索するとロシア企業が引っかかるのでもしやロシア製でしょうか? サンスター製品の割りに出来がよいのはそのためか。



 両品は同原理ながら部品構成が違い、それが形にも表れ「機能が形態を決定する。Form follows function.」の好例です、というには強弁かな。
 どちらも削り具合は良く、8.1mm軸も削れます。
鞄に入れとくと削りかす排出蓋が外れそうですが、実際に外れたことはありません。

 このような、鉛筆挿入深度を変えて尖り具合を変える方法は1950年代には実用化されていました。
次回はその直系である鉛筆削り、DUX4322Nを紹介します。


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