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プラスの修正テープ、
ホワイパーMR WH-610がちょっと改良されてWH-630になりました。
歯車伝動、詰替式、2012年春改良、ベトナム製。
テープ長6m。テープ幅/識別色;4.2mm/ピンク、5mm/青、6mm/緑。
今回の改良点は転写ヘッドカバーとテープ品質。
●転写ヘッド
首振り(可動式)。
プラス特有のローラーヘッドで転写不良が起きにくく「引いて一行、押して一文字」修正可能。押して修正するときは直立させて行います。
・転写開始位置決め:見やすいがややズレやすい
・転写ヘッド強度:良好
・重ねた紙への転写しやすさ:良
●転写ヘッドカバー
蝶番210°開閉。
作動が軽快、確実、快適。
旧型は素材の弾性に依ったものでしたが、これは蝶番により可動し、しかもぶらつくことなく動いて定位置へ吸いつく優れもの。磁石でも仕込んでそうな動きをします。磁力は働いてませんけども。
いまある修正テープのヘッドカバーのなかで最も完成度が高い。
また、旧型ではカバーを閉じたままテープ交換できませんでしたが、それが可能となりました。
●テープ
1)を押しながら2)方向へ引っぱって前後へ展開、テープを外して交換します。
転写ヘッドが180°回転して収納されるなど相変わらずおもちゃっぽい。
◆交換テープ
4.2mm WH-634R
5mm WH-635R
6mm WH-636R
転写ヘッドが各テープ幅共用なので交換テープも共用でき、旧型とも互換します。
テープが
同社ホワイパーラッシュと同じ「インクが乾きやすいテープ」にされたようです。
このテープは僅かに白色度が低いのですが、代わりに低粘度油性ボールペンインク耐性が他製品より高い長所があります。
・テープのたるみ:あり
・再筆記性:油性では良好、極細ゲルでは削られることあり
・三菱ジェットストリーム耐性:良、但し赤と緑がうっすら滲出する
左一ヶ月後、右一年九ヶ月後
1)三菱ジェットストリームSXR-80
2)パイロット アクロボールBVRF-8
3)ぺんてるビクーニャBXS7
4)ゼブラ スラリEK芯
5)トンボ リポータースマートBR-CL
紙:オキナ プロジェクトミニM
温度湿度や紙によって変わるんですが、一年半以上経ってもほとんど変化せず、おおむねジェットストリーム耐性があると言えるのではないでしょうか。
●操作性
手に持ちやすく、歯車が軽く、筆入れなどにも収めやすく操作性良好。
本品には欠点が二つあります。
転写ヘッドを各テープ幅共用にしたため、またローラーヘッド先端がやや厚いため、転写位置がズレやすい難点があります。
これを補うため転写ヘッドに隙間があって、転写前のテープが見えたり、テープを見ながら「押して」修正できます。
もう一つの欠点はテープがたるむこと。作動が軽い反面、半月くらい使わずにいるとたるんでいます。
たるみ取りがありますが、最適な対処法はそのまま転写することで、自然に巻き取られていきます。
ホワイパーMR改良はこれで二回め、三代目。
型番がWH-600 → WH-610と変わってWH-630番台になったんですけども、WH-620番台はどこへ行ったんだ?
と思ってWH-625やWH-626をネット検索してみると、透明で涼しげなホワイパーMRが台湾やシンガポールで売られていました。