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コクヨS&T 鉛筆シャープPS-P100, PS-P101 第一回
2012/05/01 06:00


各芯径の軸色が2色、初回限定で明るい色軸が各3色、計10色。

鉛筆シャープ1.3mm黄 PS-P101Y-1P

鉛筆シャープ1.3mm赤PS-P101R-1P


鉛筆シャープ1.3mm青PS-P101B-1P

キャンパスシャープ替芯1.3mm【B】PSR-CB13
キャンパスシャープ替芯1.3mm【2B】PSR-C2B13


 近ごろのシャーペンはクルトガを始めとして凝った製品が多いのですが、これは難しくない太芯シャーペン。芯径0.9mmと1.3mm。
 芯折れに気遣うことなく筆跡見やすいのがその利点で、副次的には、低筆圧でも書きやすいため長時間筆記でも疲れにくく、またマークシート試験に好適という特長があります。

2012年2月発売、日本製、替芯韓国製(赤芯除く)。

 ノックボタンは固定され消しゴムもクリップも無く机上用。
 尾端の小孔から芯補充。たまに漏れ出ます。

 これくらいの太芯だったら不要に思いますがチップスライド(スライドスリーヴ)。
筆記中に芯が折れる理由の一つは芯を出しすぎていることで、芯が書き減るにつれて芯を支えるスリーヴも後退、芯を殆ど露出させず芯折れを防ぐ、のがこの仕掛け。
ちまちま書くようなものでもないですけど、こんな太芯でも5mm方眼に書けます。
付属芯2本、硬度2B。芯繰出量、両芯径とも約0.8mm/ノック。残芯約16mm。
キャンパスシャープ替芯PSR-C, 硬度B, 2B, 60mm長、
0.9mm36本入り、1.3mm16本入り、1.3には赤芯あり。
 良質な芯に比べると筆記音(摩擦音)が大きく、芯質は密度が低い印象。※不純物が多いと言ったほうが正確かもしれない。
しかし深刻な欠点ではなく、芯径の太さでその短所が補われています。

芯を素手でつかむと汚れやすく、軟芯と相まって定着性が低い。蛍光灯反射少なめ。



 難しくないシャーペンに小難しい話。
 .5mm以外のシャーペンは認知度低く、太芯を売り込むにはその長所や用途を示さなければなりません。
冒頭で述べた点のほかコクヨは「イラストを描くときや、マークシートの塗りつぶし、クロスワードパズルの書き込みなど、様々な場面で活躍」(公式プレスリリース)と宣伝しています。

 このような筆記行為には大人も子供もなく、本品は学童向け太芯シャーペンキャンパスジュニアペンシルが元型。
六角軸から三角軸へ変え、成人向けに軸径を太くしたのが本品です。
三角軸は六角軸に比べ、同直径でも細く感じられる短所があります。
内接円径が小さいためで、本品はそこも1mm前後太くして解消、丸軸に近いストレートな三角軸で、たいへん扱いやすい形状になっています。
エルゴノミックな凹凸なんかいらんかったのです。
 胴軸表面をゴムっぽいTPE樹脂で覆い、滑り止め効果が高い反面、これが汚れを吸い寄せ、しかもシャーペン芯の黒鉛が手指に移りやすく、気づいたときには表面が黒ずんでいます。
 暗色が定番で、明るい色軸が初回限定になった理由がそこにあるのでしょうが、TPEを使わず表面にギザギザを刻むだけなら明色も定番化できたと思います。

が、前身のキャンパスジュニアがあまりに若々しい配色で、さしもの私もおっさんくさい軸色を望んでいたこともあり、汚れやすく少しべたつくラバーコーティング軸でもジャージみたいな配色でも歓迎し、ダークグリーン軸がいい色だとも思っています。
次回も鉛筆シャープ、外れないノックボタンを脱着可能にします。

鉛筆シャープ1.3mmダークグリーン PS-P101DG-1P



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