※汚れた言葉を、擦れた声で 双子(HTF)


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※痛
※どちらかといえばリフシフっぽい









見下げる自分の目線の下には死にかけの兄がいた
俺達の周囲には俺と兄貴の血と雨で砂が水を含みよく絡む泥が混ざった汚水が広がっている

俺達は泥棒、物を盗み人を傷つけるなんてことは当たり前で
こういう仕打ちも当たり前だった

だが今回ばかりは傷の手当てをして、また明日盗みに行こう、なんて笑って計画を立てるなんてことにはならなさそうだ

兄は俺の隣で横たわり虫の息
兄の胸に刺さっていたナイフは抜き取ったが、止血する道具がない
その胸の深い傷からは血が止めどめなく流れていって、また俺の血と汚水に混ざる

胸の深い傷はどうしようもなく、所々にある浅い傷に優しくキスをし、流れる血を全て舐めとった

「リフティ・・・こんな状況でも愛撫するのか」
「愛撫って・・・、止血道具がねぇんだもん」
「・・・そうかよ、そりゃ有りがてぇ」
「どういたしまして」
「・・・なぁ」
「・・・なんだよ、」
「俺、死ぬんじゃねぇのか」

一瞬返答に困ったが、その言葉にお互い絶望と悲しみは無いことに気づき、

「そうかも、な」

と軽く返した
こんなとこでくたばっちまうなんて、かっこわりぃぜ、兄貴。それでも俺の兄貴かよ
俺は苦笑を含みながらそう言うと、兄の頬に伝う涙か雨かわからない血水を舐めとった

兄貴は傷の所為もあり、大人しくしていたがやはりこれほどの傷だ、激痛のあまり呻きだした
死にたくなるほどの苦痛、兄貴はうすらうすらな意識のなか力を振り絞り、掠れ聞こえずらい声で俺にこう言った


(殺してくれ!!)



(実の双子の弟に酷な事を言うもんだ。でも兄貴の望むことならやってやるよ。どうせアンタ無しじゃ俺はこの先長く生にすがることも無い、またすぐ逢える)









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前から書いてみたかったけど難しそうで手をつけてなかったHTF文。
やっぱり最初は大好きな双子に・・・って実際出来上がったがこんなのだなんて・・・なんつー意味不・・・orz
盗みに失敗して酷い仕打ちをくらい、死にかけの兄を弟が止めをさしてやる・・・そんな感じです表現力無くてすみませっ・・・゚(゚^O^゚)゚

次もし書くときはもっと甘ったるいのにします!笑

title...泣き給えよ様






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