LOVEとLIKEの境界線 シグアミ


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いつも同じ返事しか返ってこなかった

ひどく曖昧な返事で、
だから何度も聞き返す

でも、返ってくるのはやっぱりあの単純な返事


「好きだよ」


澄んだその顔
本気じゃないってわかりやすくて、
喜ぶはずのその言葉を聞く度に、胸が苦しくなった

私が欲しい好きは、その好きじゃない



「ラフィーナ、恋って難しいね」

授業の間の休み時間、
自分の机の前に座っているラフィーナに軽い気持ちで悩みを話した

「え、あなた恋なんてしますの?」
「あっ、あたしだって女の子だよ、恋くらいするよ」
「ふふっ、冗談ですわ。あなたの好きな人なんてお見通しですわよ」

誰にも気づかれないようにしてたのに
予想外のことにあたしは焦った
言い訳、嘘、嗚呼、どう言えばいいのか

「シグ、でしょ」
「・・・え、」

本当にバレていた
不意の事に顔が熱くなる

「あらあらアミティ、顔が真っ赤ですわよ」
「なっ・・・なんでわかったの・・・!?」
「それはもう、あなたがよくシグのほうを見ているから」
「そ、んな」

恋をするとそんな無意識に視線が想い人のほうに向くのだろうか
全く気づかなかった


「まあ、シグは極度の鈍感さんだから、大変だろうけど頑張ってちょうだいな」
「・・・ッ」

確かにシグは酷いほど鈍感だ

まだ、友達で
いつ恋人まで進展出来るのか

いつ、気づいてくれるのか、

この想いをどれほど焦らすのか、

先が見えない



LOVELIKEの境界線







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シグアミって、もどかしいですよね。(何
てかこれ、シグアミというかただの乙女トークですね!笑


title...Aコース様






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