ロキ→ナツ


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所々修正しました。



大好きの気持ちは大きくて
おさえられそうにないくらい好きだった
でも
そう簡単には振り向かせられなくて

僕はこんなに君を想っている
君を見るたびに欲しくなる

でも君は彼のほうへ言ってしまう
その度に僕は君を振り向かせようと努力する
しかしそれもなんの効果にもなっちゃいなくて、
僕の遺憾心をかきたてる

それのループ


叶うことなんて不可能なんだろうか



「ナツ」
「ん?どうした、ロキ」
「君はさ・・・グレイのこと、好きなんだよね?」

そう問うと、ナツはみるみる顔を赤くした
そして俯き、恥ずかしそうにボソボソと言う

「ま、まぁ・・・な・・・」

その言葉を聞いた途端、僕は嫉妬心がわいてくるのがわかった
気が付いたら、僕はナツに抱きついていた

「なっ・・・ロキ!?」
「僕だって・・・」
「ちょ、おい離せって」


そういうと、ナツはぐい、と僕の体を引き離した

「グレイにバレたらやべぇだろ・・・」





あぁ、なんで
こんなにも悲しいのだろう
恋はこんなにもむずかしいのか

君はどうしても手に入らない

胸がどんどん熱くなり、僕はその場を走り去ってしまった
こんな風にどうにもならなくて逃げ出すだなんて、見っとも無い。僕らしくないな。


「ロキっ!?」

後ろから僕を呼び止めるナツの声が聞こえる
でもきっと追いかけては来ないのだろう?

相思相愛、嗚呼なんて幸せな、


諦めてしまえばいいのに、ポイと想いを捨てればいいのに、

まだ心の奥で追い続ける想いが、有る。

気づけば目から熱いものが流れていた
僕は息を荒くして、とにかくがむしゃらにどこかへ向かって走る







負けないくらい想ってたのに




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幸せなロキナツもいつか書きたいです




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