ジャンマル


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「マルコ」
「んー?」
「腹減った」
「調度部活後だしなぁ、俺も超減ってるよ」
「俺さ、今日親帰ってこないんだよ」
「仕事か?」
「ああ」
「さっみしぃな〜しかも親いないってことはカップラーメンかなんかしか食えねえってことだろ」
「俺料理苦手だしな」
「ま、しょうがないしょ」
「というわけで今日はマルコん家で晩飯食べる」
「・・・へ?」
「お得意のパスタでも作って食べさてもらうからな」
「ちょ、なに勝手に決めてんだよ!」

その後、ジャンルカは俺の腕をがしりと掴み、
俺の目をじっ、と見つめて

「いいだろ?」

「・・・う」

そんな優しい声で言われて
ましてや見つめられてるこの状況
断れるはずがない

「ま・・・まあ」
「よし。あ〜楽しみだなァ」

にたりと満足気な笑みをうかべるジャンルカに少しむかついた
そして、少し顔が熱くなった
つうかうち親居るんだけど
まあ、ジャンルカの事情を話せば許しを得られるくらいうちの親は優しいからいいか

「こうなったら腹いっーぱい食わしてやる」
「マルコの手作りなら全部食えるよ」
「・・・ばっ、やめろよな、そういうこと平然というの」
「女の扱いは慣れてるし」
「・・・俺男だし!」
「好きな奴だし」
「もっ、もういい。お前とこれ以上話すと気が狂う」
「なんだ、そんなに俺が「うううるさい!!」


さっさと食わせてさっさと帰らせないと俺がもたないだろう、恥ずかしさで。
全くジャンルカはこういうのが得意すぎて困る



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