(黒子のバスケ/ヒカリ+リコ+緑間+高尾)
2013/01/13 22:36

35 もういちどきみにあえたら

今日は一日オフで練習はない。
だから相田先輩と二人で部活に必要な物を買い足しに町へ出ていた。
目的地に向かう途中懐かしい人と出会う。

「おっ、お久しぶり」
「お久しぶりです」
「高尾君、八神さんのお知り合いだったの!?」
「どんな関係なのだよ……」

相田先輩と高尾さんと一緒にいた人は絶句している。
私は苦笑して高尾さんのほうを見た。

「妹にデジモンが来たときにお世話になったってわけ」
「そのとおりです。妹さんはお元気ですか?」
「元気そのもの。ヒカリちゃんは?」
「私も元気です。……隣の方は緑間さん、ですか?」
「なぜ知ってる?」
「キセキの世代、緑間真太郎さん。友人がバスケ馬鹿なんでキセキの世代は覚えました」
「ところで二人とも買い物? ストバス?」
「今から1on1しに行くところです。立ち話もアレなんで、次は練習試合で会いましょう」
「そうね。楽しみにしてるわ」
「(相田先輩が燃えてる……)」
「さてと、私たちの用事も終わらしちゃおうか!」
「そうですね」

高尾さんたちと別れ、再び目的地へと向かおうとした。
今度は知らないお兄さん二人が話し掛けてきた。

「お嬢ちゃんたち可愛いね〜」
「ちょっと遊ばない?」
「(誘い文句ダサっ)」

きっと相田先輩も同じツッコミをしただろう。
相田先輩は引きつりまくりの愛想笑いでその場をしのごうとする。

「わ、私たち用事あるんでー。は、はは」
「用事なんてあとにしちゃえって」
「……私が行くんで相田先輩は買い物済ましてください」
「ちょ、え!?」
「俺二人一緒がいいなー」
「――オレらの女に何してんの?」
「高尾君、緑間君!」
「な、なんだよ……」
「ただの知り合いじゃあ……」
「ヒカリちゃん、買い物一緒に行くんだろ?」
「まったく、心配したのだよ」
「マジかよ。チッ」
「カレシいるなら最初から言えっての」
「あばよ」
「……八神さん、無茶しすぎ! 二人がいなかったらどうするのよ」

お兄さん二人が去り、また四人になる。
相田先輩が私を叱った。

「そうそう。オレたちだってたまたまいただけだし」
「無茶しすぎなのだよ」
「ごめんなさい。でも、」
「でももだってもないの。私だって馬鹿じゃないわ」
「……そう、ですね」
「――というわけで、四人で買い物行っちゃう?」
「お願いするわ、高尾君、緑間君」
「よろしくお願いします」
「仕方ないのだよ」
「真ちゃんテレてるっしょ〜」
「うるさい黙れ」


高尾って妹のことちゃん呼びだったような気がする…(汗
あかさたなはまやらわ44題
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