(黒子のバスケ/リコ)
2012/10/28 21:14

37 ゆるしてとはいわないから

「日向君、伊月君、生徒会の用事あるから代わりに指示よろしく!」
「りょーかい」
「生徒会頑張って」
「ありがと、伊月君」

そう言ってカントクは荷物を持って生徒会長のところに行く。
日向と伊月は部室へ向かった。
生徒会の人たちは書類をまとめていた。生徒会長が口を開く。

「相田さん、ウィンターカップはどうだ?」
「んー、まあそれなりに。前みたいにはならないわ」
「流石相田さん。これぐらいならなんとかなるな。
――よし、あいつらの所行ってこい!」
「で、でも……」

戸惑うリコに後輩が胸を張って言う。

「相田先輩、ワタシも手伝いますから大丈夫です!」
「お前は不安だ」
「会長酷いですよー!」
「そうねー、本当にいいの?」
「問題ない」
「ありがとう。じゃあ行くね!」

リコは素早く荷物をまとめて体育館に向かう。
そんなリコを見て生徒会長は嬉しそうに微笑み、呟いた。

「――いってらっしゃい」

彼女が一番輝く所へ。


あかさたなはまやらわ44題

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