カモがネギでネギがカモ1







ピンポーン




チャイムを鳴らす。ここはユズルちゃんが馬鹿な筋肉野郎と暮らしているマンション。多分ユズルちゃんは俺が上司だって知らない。筋肉野郎も俺がまだ別れていないって知ってるとは知らないだろう。まぁいい。今回はそれを逆手にとろう。必ずユズルちゃんは俺のものになるんだし。



チャイムを鳴らすと簡単にユズルちゃんが出てきた。俺を見て直ぐに閉めようとするけど、バカだなぁ。オートロックとかセキュリティがいいところに住まないと。俺と暮らすようになったらそーゆーとこで暮らせるようにするからね?筋肉野郎が来ないように。


「な、んであんたが。もう仕事は辞めたしあんたにはもう…「それがさぁ、大有り。なんてったってユズルちゃんの糞ダーリンが就職したのはうちの会社なんだー?俺が面接してとうしてあげたの。優しくなーい?」………な、なに?」


ユズルちゃんがドアをグイグイ閉めようとしていた手が止まる。そして、俺をじっと信じられないものを見るように見上げた。


「だからさぁ、糞ダーリンが辞めさせられるも辞めさせられないも俺次第なわけ。えーと、寒いからそろそろ入れて?」


入れて?と、いいつつ無理矢理押し入る。部屋はなかなか綺麗で片付いていた。


「へー、これが二人の愛の巣なの?ヘドがでるー。ね、ユズルちゃん。」


ユズルちゃんは普通のトレーナーにジャージのズボン。本当会社でスーツだったユズルちゃんもいいけど、こーゆー普段着もたまらなくソソる。ユズルちゃんは普段はどこにでもいそうな男の子だけど、お尻にちんぽはいると本当、別人みたいに可愛くて綺麗になるんだよね。



「本当にあいつお前の会社に?」


「そーそー!しかも上司!どうする?ユズルちゃん。あいつが会社首になったら生活していけないでしょ。いい歳した男がまた就職活動ってなかなか世間はきびしーと思うんだよねー?」


「な、にが望みなんだよ。」


わかってるくせに。



俺はクスッと笑いながら、ネクタイを緩める。妻の寝取りプレイってAVにもあったけどめちゃくちゃ燃えるんだよね。




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