change lover1







「あのね。言いにくいんだけど。」


何時ものようにエッチしていると、いつきの首筋に付けた覚えのないキスマークを見つけた。それについて問い詰めるといつきは悲しげなさみしげな目で俺をみて縋るように抱きついてくる。


「あのね。怒んないで?俺は修平好きだし愛してるからね?」



それを前提でいつきはキスマークの理由を話してくれた。


俺はそれを聞いてショックを受けたが、いつきにあるお願いをした。いつきは一瞬びっくりしたけど許してくれた。






「先輩。うちでまた飲みませんか?聞きたいことあるんで」


「いいぜ。俺もお前に言いたいことあんのよ。」


いつも渋る先輩はご機嫌に返事をして答えてくれた。仕事終わりに合流して、先輩の自宅に向かう。俺は胸がムカムカしてたまらなかった。





「先輩。営業の柳と付き合ってるってマジですか」


そう。いつきが教えてくれた事。それは先輩が営業の柳と付き合い始めたということだった。いつきには先輩で居る時の記憶はあれど、先輩にはいつきの時の記憶はない。



「あ、なんだ知ってんのかよ。やべー、他に誰か知ってる?」


「いえ。俺だけです。なんでですか?」


「なんでって。付き合ってって言われたから?」


「なら俺が付き合ってって言ったら付き合ってくれたんですか?!」


机をばんっと叩くと少し驚いたように先輩が俺を見る。


「は?なんだよ。可笑しいぞ?お前。「答えてくださいよ。」」


何か言う前に被せて尋ねる。先輩は目を伏せるもブスくれたように煙草に手を伸ばした。


「わかんねーよ。俺だって男イケるなんて柳に告られて初めて知ったんだぜ?」


煙草を箱から出して口に咥える。何時もは俺のちんぽ美味そうにしゃぶってるくせに…その唇で今度は違う男のちんぽを…いやもう咥えているかもしれない…。そうするといてもたってもいられなかった。俺は先輩から煙草を奪ってその場に押し倒していた。






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