これは必然なんです!
「銀さぁーーーん!!今日もそのくるくるパーマ素敵です!大好きですよーー!」
「お前褒めてんのか乏してんのかどっちだよっ!?」
あの日(第1話)で銀さんに私のピンチを救ってもらったとき、私の全身にスタンガンでビビッとやられたときのような(実際にないけど)電撃が走り、そのときから私は銀さんにThe フォーリンラブ!なんと銀さんに恋してしまいましたー!
あの出会いは衝撃的だったな〜。もう囚われのお姫様が悪い魔法使いの手下に襲われそうになってるときに王子様が助けに来てくれた図だったんじゃない!?あはは、こんなメルヘンな思考自分でもちょっとキモいと思うけどそれぐらいあの出会いは運命だったんじゃないかな!?
「そうだよねっ!?銀さん!」
「何がそうなのか、お前の思考はさっぱりだ。」
「やだな〜銀さんったら。お前じゃなくて涼子って呼んでよ。」
「お前はお前で充分ネ。無理矢理万事屋に住み込みやがって、私の玉子様かけご飯がなくなったらどーするネ!」
「おめぇも人のこと言えねぇだろ!ったく、この食費誰が出してると思ってんだ!」
「「銀さん(ちゃん)。」」
「わかってんなら、もう少し遠慮して食えっ!!」
「あの〜....銀さん...。」
「あんだよ、新八。お前いつからいたんだよ。陰の薄い奴だな。」
「最初からいたわっ!!え〜じゃなくて、その当然のようにレギュラーキャラのようにいる紅い髪の女性は誰なんですか!?」
ご飯を口一杯に頬張る私を指さしてくる眼鏡。失礼な奴だな。私は元からレギュラーキャラだ。言うなればいいとも火曜日レギュラーの中○君並だぞ。あれ?火曜日じゃなくて水曜日だっけ?
「俺だって知らねぇよ。勝手に押し入ってきた頭のおかしな女だ。」
「酷っ!銀さんったらあの日の夜の責任を取ってくれるというから私はここまできたのに!あんまりだわ!」
「お前みたいな貧相な餓鬼相手に間違いなんかおこさねぇよ。」
「チクショーどいつもこいつも人のこと貧相貧相五月蠅いわ!あ、でも銀さんならいいもんね!恋は盲目だもの!」
「....で、結局なんなんですか?」
「いきなり銀ちゃんに告白して居座ってる奴ネ。銀ちゃんに惚れてるらしいアル。」
「へぇ〜銀さんに....ええぇぇぇ!!!??銀さんにぃ!?ちょ、やめておいた方がいいですよっ!この人は剣は一流ですけど、それ以外は堕落した人間そのものなんですからっ!考え直した方がいいですよっ!」
「あれあれ〜新八君、君銀さんのことそんな風に思ってたの〜?銀さんショックだわ〜」
「まあ、本当のことネ。」
「いいのっ!!私には銀さんしかいないのさっ!好きな人の嫌なところも優しく包み込んであげる....それが妻の務めだもの!」
「誰が誰の妻だっ!?」
これは必然なんです!
(「ほらほら、銀さんあーんして!」)
(「だぁー!鬱陶しい!」)
(「万事屋に従業員一人追加...ですね。」)
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