小鳥の囀りが窓の外から聞こえる。



眩しさに数回だるい瞬き。








ゆっくりと瞼を開けると、隣にはチャールズはもういなかった。



体液や純潔の証である私の痕が散らばり、
シワだらけになったシーツは昨晩の激しさを物語っていた。









(私、遂にチャールズと……)








私たちは昨夜、遂に歴(れっき)とした夫婦になった。







まだ彼のモノが私の中にあるような異物感がその実感を沸かせる。






「起きなきゃ」







身体を起こそうとしたら、腰がズキンッと痛んでベッドに沈んだ。








「いっ……たぁ」






昨夜の痛みに堪えていると、既に武官服に着替えたチャールズが衣装ルームから現れた。






『あれぇ?名前、もう起きてたの?』






チャールズの顔を見ると、昨夜の情事を色々 思い出して名前の頬がカァッと一気に紅潮する。









彼がその瞬間を見逃す筈もなく、クスッと笑うとゆっくり名前に近付く。








『昨日は激しくしすぎちゃったからねー

腰、いたい?』






言いながら、彼はベッドに腰掛ける。






名前は自分が衣服を何も身につけていない状態であることを思い出し慌ててシーツで身体を隠すが、彼によって阻止される。







バサッ!








「きゃっ……」








シーツを剥がされて隠していた身体は一気に晒される。








『今更 隠す必要ないじゃん。昨日の夜、隅々まで見ちゃったし』



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