ゼロスと導師様
※ゼロス戦後のスキット風
「あ〜ぁ、これで俺様完全にクルシスの奴等にに目を付けられちまう事になるな」
『な〜にを今更な』
さして残念そうでもなくため息を溢すゼロスに、サクは口をへの字に曲げた。
『落胆してないでもっと胸を張りなさい。クラトスを見習えば?ミトスとロイドの間でずぅぅぅぅぅぅっと宙ぶらりんになってフラフラブーラブラァーしてるわよ、あのオッサン』
「………ボロクソな言われ様だな、アイツも」
『それと、セレスの事なら大丈夫だよ。これから先手を打ってクルシスを潰しに行くんだから。勿論、コレットを助けに行くのが一番の目的だよ?ミトスをぶん殴るのが一番の目的では決してないよ?』
「なんつーか、スゲー恐いもの知らずだよな……サクちゃんって」
『私は私が一番恐ろしいと自負してるわ!』
「Σ胸張って言う事かそれ!?」
あ、ちなみにマダオは【まるで駄目なロイドの親父】の略称だよ。1000年経ってもマダオとか、有り得ないよね By.サク
こうしてクラトスは、彼の預り知らぬ所で【マダオの称号】を手に入れたのであった。
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