トラップクラッシャー

ゼロスを説き伏す事に成功し、連れ去られたコレットを救うため、救いの塔へと乗り込んだロイド一行。

そこで早速天使の大群が手厚く出迎えてくれたのであった。全く嬉しくぬぇー。あ、アシェルのがうつった。



「ここは私が引き受ける」

「リーガル無茶だ!」

『死亡フラグを立てるのはやめましょう。インディグネイト・ディバイン・ジャッジメント!』

カッ ドゴオオオッ

「何!?たったの一撃で天使の大群が全滅…!!?」

『リーガル、ロイド、ボーッとしてないでサッさと次に行くよ!』



続いて巨大な根の魔物が行く手を阻む。ロイドが悩む中、今度はシイナが符を取り出して前に出た。



「ここはアタシが…」

「響け、集え、全てを滅する刃と化せ、ロスト・フォン・ドライブ!」

ドガアンッ

「Σアシェルまで一撃で!?」

「次行こうぜ!」



次の部屋では機械で扉を開けなければ先へは進めない仕掛けがあった。しかも、仕掛けを解く毎に機械周囲の床が落ちてしまう様で……機械を操作中のリフィルが真ん中に取り残されている状況に。



「先生!床が…」

「私よりあなたは成すべき事を!」

『ああもう面倒くさい!律儀に仕掛けを発動させずに仕掛けそのものを破壊しちゃおうよ。という事でレッツ・超振動!』

カッ

「なっ、壁に穴が…!?」

『はい、次ー!』



次の部屋では身を呈したプレセアが蔓に捕まり…



「ロイドさん!私の事は気にしないで先に…」

「プレセアを置いてけるかよ!」

『喋ってる暇があるなら蔓切って脱出する!』

スパッ

「あ、有り難う御座います…」

『次!』



最後の部屋では迫る光壁の中に閉じ込められ、ジーニアスが戸惑いながら武器を構えるが…



『皆で壁をぶっ壊して突破すれば問題ないよね?エンド・オブ・フラグメント!』

ドガアンッ

「Σ何だかんだ言って結局一人でトラップ破壊した!!」

『ジーニアス、足を挫いてたらリフィル先生に治して貰いなよ』

「Σ何で気付いてたの!?」



そうして難なくたどり着いた最上階。



「ユグドラシル様、マーテル様のマナの充電が完了致しm―――…」

「うおおおお!レイディアント・ハウル!!」

ドゴォオオオン


「Σ何事だ!!?」



斬り込み隊長アシェルの一撃により、プロネーマ瞬殺。



「貴様はアシェル……他の奴等までどうやって此所に!トラップは…」

「残念だったなミトス、トラップは全部サクが破壊したぜ!」

『あら、そう言うアシェルもぶちかましてたでしょ?秘奥義』

「Σなっ、たった二人に撃破されたというのか!?馬鹿なっ!!」



仲間達の見せ場をとことん奪い、全てのトラップをことごとく撃破したアシェルとサクは【トラップクラッシャー】の称号を手に入れた。


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