マネージャーの私の場合

「そーいえばさ」
『ん? なにー成君』
「さっき近衛の事色々やっちまったやつって言ってたけど、どういう意味なの?」
『あー・・・』


まあ、色々あったんだよね。うん。
一から話すのとかめんどくさいし、ここはまこ先輩に!


『まこ先ぱー
「俺は話さねーよ」
・・・サトリ発動かよー』


いらっときたので上にあるまこ先輩の顔にちょっと頭突きしてやろう・・・



『痛い痛い!! ちょ、待ってすみませんでしたごめんなさいもうしませんまこ先輩だから離してぇぇ!』



・・・としたら無言で私の頭を潰そうとしたまこ先輩の握力ェ...。
今のはヤバかった、本気で潰れるところだった...


『えっと...じゃあ、うん。私が話すね』
「は、はい。あの、頭大丈夫ですか?」
『ん? 頭で合ってるはずなのに違う意味に聞こえた。うん、大丈夫・・・。
えっとねー、ちょっと成君と似てるんだけどー』
「俺?」
『うんうん、ほんとちょっとだけね』


自分を指さしながら首をかしげる成君。なにそれあざとい。
あれだよね、原先輩とかもよくやるよね。うん。
まあそれは置いといて。


『近衛ってさー、中学の頃まこ先輩w と翔先輩w 狙いでーww
その頃から2人には仲良くしてもらってて、嫉妬? みたいな。
根も葉もない噂流されてさ。女子に嫌われいじめに発展って感じ』


うんうん。思いだしてきたよー。
いやー、傑作だったなぁ。本当に面白イ噂ダッタヨネー。


「例えばどんなのですか?」
『うーん。まあ、男遊び激しい...とかが多かったかな。
まこ先輩と今吉先輩がぶっ潰してくれたし、全校の女子を敵に回したけど、全校の男子が味方になってくれたからね!』
「...自分の容姿を理解して使うって怖いな」


え、康先輩酷い。てか皆もうんうんって頷くな!
ただ、俺らは刹那ちゃんの味方だよ! って言われたから、素直にさ、
ありがとうございます...! って手を取っただけなのにw


『そんなことないよ? ね、まこ先輩』
「そうだよね? 刹那」


しらじらしいっ...って声が聞こえた。誰だ!
刹那ちゃんおこだぞっ☆
...おえ。自分でやってるけどキモかったわ。うん。
あれ、なんでこんな話になったんだっけ。


「とにかく、皆色々あるんだな」


あ、そうだそうだ。そんな話してたんだ。
康先輩ナイスだわー。


『と言う事で! 皆で頑張って行こー!』
「どうでもいいかもしれないけどさ、もう授業始まってるよ。」
「...は?」


まこ先輩、目が!
死んでる死んでる。康先輩なみに死んでる。


『もう諦めようよ。まこ先輩』
「そうですよー。もう無理っすよ、10分ぐらいたってるし」
「...俺は体調不良で部室で休んでいた。そうだよな?」


え、笑顔が怖い怖いー!


「「『イ、イエス!』」」

さて、刹那さんは寝ます。
おやすみっ!




2014.08.07



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