影の君の場合

「で、次は黒子じゃないのか?」


え、健先輩が起きてた!
空気化してたから寝ちゃったのかと思ったよ。


「...今空気化してたとか考えた奴」


ちょ、サトリ発動!?
す...、と健先輩の右側に目線をそらすと
原先輩とザキ先輩がこっちを見てた。
めっちゃアイコンタクトしてくるんだけどww
あ、因みに並び順は
私とまこ先輩から右側に、成君、てっちゃん、ザキ先輩、原先輩、健先輩、康先輩だよ。
円になってるから私たちの左側が康先輩なう。


「と、とにかく黒子! なにがあったんだよ!」


ザキ先輩グッジョブ!
てっちゃんが少し考える仕草をしてから喋り始める。


「えっとですね。まず最初に、僕の原因も近衛杏乃です」
『近衛やべぇww』
「高尾君に振られた後、2日後位ですかね...違う学校なんですけど、
なぜか知り合っていた木吉先輩と付き合い始めたんですよ、あいつ。」


告白して振られて2日後に違う奴と付き合うってww
どんなビッチだよ。あ、これ真顔ね。


「で、毎日誠凛に来るようになったんです。
なんですけど・・・そいつ、僕の事を気持ち悪いだのなんだの言うんですよ。
影が薄いので。
そうしたら、段々と皆僕の事を気持ち悪がるようになりまして。
いらっときたので、転校しました」
『てっちゃんの謎の行動力やべぇwwww』


うはははははは私らに喧嘩売ったらどーなんのか分かってんのかーこらぁ!
まこ先輩仲間は大切にするタイプだし? げ・き・お・こ☆

「ふぅん・・・? まぁ考えるのは後だ。宜しくな、テツヤ」

「はい、精一杯頑張ります」

『目指せ、日本一! なーんて、んなわけなーい!』




2014.07.29



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