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「何をしている、」

「お、こっちだ、三成!」


それからしばらく、家康と話していた。

もちろん、戦国時代のこともだけれど・・・それは秀吉様たちの昔だったり、この新しい世界のことも・・・


三成さんはかなり権力のある良家らしい。
家康もそこまでではないけれど、結構高いらしい。


で、私の家もそうらしい。

昔は落ちぶれていたのに・・・何が原因で・・ってそれはあれだよね・・・変わったから・・・世界が・・・


そんな話をどこでやっていたかっていえば中庭で、なにやらファイルを手に持った三成さんが怪訝そうな顔をして現れた。


ブンブンッと手を振る家康に苦笑いする。


でも、視線で「三成を頼むな」なんていわれてキョトンッとしてしまったが家康はトンっと私の背中を押した、



「またな。弥月」

『あ、うん』



立ち上がって、それから三成さんの所へと歩み寄る。
そういえば、最初・・・



『(初陣のときから、家康には背を押されっぱなしだった)』



それに、助けてもらってばっかり。
やっぱり同じ光だったからだから?

だけどそんな考えを一回捨てて、三成さんの隣へと昔のように並んだ。












「まぁ、儂が出来るのはこれぐらいだからな。」



ふわりと、風が吹く

多くの闇を背負い光として輝いた青年は笑った。



執筆日 20130512


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