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どこに進めばいいかわからなかったときは、誰かを頼りましょう。


それでも駄目なら、疲れるまでただ、まっすぐ進みましょう。


歩いて、歩いて、それでも駄目なら、ちょっと休憩しよう。



夜の暗い道は満月が照らしてくれる。



夜を貴方が照らすのならば、私は月を手助けする夜の太陽になりましょう。

満月が喪った朝の太陽ではなく、夜の月を照らす、裏側の太陽に成りましょう。






「本当に、大丈夫?」

『うん、もういける。』



同じ闇を持つ佐助には、真田幸村という炎が照らしてくれる。
半兵衛様も闇だったらしいけれど、彼には秀吉様という光があった。

それは三成さんもで、彼には恨んでいても憎んでいても、家康という光を求めていた。


その光がもう無いのならば、私が光になればいい。



お市さんが私をこの世界に引きずり込んだのは、三成さんを救って欲しいという思い

刑部さんや半兵衛様が言った「光」は、三成さんを救う光


だから、私は




最初の頃は乗れなかった馬に、飛び乗る。

昔の戦装束よりも、若干丈の長いソレをベルトで止めて、そこに政宗からかりた刀を差して、手首に光るのは刑部さんの水晶の飾り。




「行ってらっしゃい、俺様は真田の旦那を護んなくちゃなんないからいけないけど、鳥さんが石田の旦那のとこまで連れて行ってくれるから。」

『うん、ほんと、ありがと佐助。』






でも、うっすらとわかるんだ。




三成さんが居るのは、









『(私が落ちた場所)』





執筆日 20130426


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