*-*Side Motochika*-*



「ついに完成しやがったぜ!
 火力に強度、射程距離まで申し分ねぇ!」



俺が、武田から離れてもう何日もたった。
武田と同盟を組みそして一人の女に夢中になっていた。

あぁ、愚かなことだと…


野郎どもからの手紙を読んで戻ってきてそして実感した。


毛利のところから来た民衆。

それを、俺は受け入れてやらなくちゃならなくて…




そして気が付いた。

俺は確かに雪が大切だったが…



だが…上目しか考えていないあいつの考えに…なんで賛同しちまったんだってな
まぁ豊臣のことを考えれば、いまさら同盟破棄はめんどくさかった


だからそのままにしているが



「これで、要塞「富嶽」は天下無敵、最強無欠の大艦だ。

 野郎ども!いよいよ天下へ打ってでるぜ!」




だが、いつかはわかれる。
俺は天下を滑る西の鬼だ。



「アニキーー!」



なんて、思っていれば、可之助が大声をあげそして走ってきた、
全員の視線が可之助に集まる。



「西の浜にまた船が流れ着きやした、
 今度は毛利のお膝元からだそうです!」



そして言われたものはもう当たり前のようになったものだった
まわりがざわめくが、まぁ、いいことだ。



「受け入れてやんな。
 俺たちを頼ってきた以上、無下にはできねぇ

 彦次、弥太郎

 今度はてめぇらの村で頼むぜ!」

「わかりやした!」



俺は、俺が今まで見捨てて来た分の民衆を守ってやる。

そのために、この要塞だって完成させたんだ。



毛利と豊臣の同盟が成って、そして何よりもこれからの日ノ本のためにも・・




執筆日 20130904



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