*-*Side Masamune*-*
人取り橋、
ただ刀を振るいそして鞘に納めるのは、小十郎の刀、黒龍。
「…」
一度、小十郎を斬ろうと振り上げた時の刀と同じものだ。
「梵天成天翔独眼竜」
その八文字。
あぁ、こいつはかなわねぇと…思った。
その時に決めた。
もう、伊達軍は誰一人…かけさせねぇと…
それは小十郎もだ。
そして…
「幸…」
お前はどこにいる。
俺は、お前に謝らなくちゃならねぇ。
その前にこの戦を終わらせてやろう。
そしたら、お前は笑ってくれるだろうか。
執筆日 20130903
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