なんで私がこんなの貰ったんだ
テニス部にこんなクソ豪華な
招待状とか何事ですか。てかだれだよ
こんなのに関わってる奴。


「あ、いた」

「何持ってるの?」

「先生がこれくれたんだ。
 テニス部宛に、きてたらしいよ」

「ふーん。」

「見ないの?」

「見なくてもだれからきたのかは
 分かるし、大体内容も分かるよ。」

ほぉ、流石と私が感心していると
幸村はまたにっこりと笑って

「気になるならあけてもいいよ」

なんて言うから即あけた
超早い。これ神技。

「急がなくてもいいのに。ほんとガキだな」

「そうだね15なんてまだまだガキだよ」

「とりあえずあけたなら音読してよ」

「それがもともと目的だったんでしょ」

「なんのこといってるの?」


幸村にまともな返事を求めるほうが
馬鹿だと今更気付いた。

「だるい」

立海へ

今回俺様の家が経営している
ホテルを使って3校合同の
合宿を行おうと思う。
日にちは○月×日〜○月△日まで

良い返事を待ってる 跡部景吾


「だって、文面だけみたら超ぼんぼんでイケメンそうだね」

「へぇ、なまえは跡部みたいなのが好きなんだ」

「何言ってんの文面だけだよ」

「それだったら俺の方が絶対かっこいいよ」

「どっからそんな自信がでるの」

「だってコイツ俺よりテニス弱いし
 俺様だし、そのくせして立海にノコノコくるし」

要するに金以外では俺より
劣ってるって言いたいらしい


「幸村」

「なに」

「なんていってほしい?」

「とりあえず精市って呼んだら?」


なんでそうなる。



「幸村好きの女の子が泣くから嫌」

「女子には優しいんだね」

「私彼氏以外の奴の事呼び捨てにしようとか思わない」

「じゃあ俺がしかたなく彼氏になって
 あげるから精市ってよんだら?」

「幸村ってあたしのことからかうの好きだよね」

「はぁ?」

「いやー私に青春来ないかなー」

「その調子だったら一生来ないよ」

「え、結婚できない」

「その時は拾ってあげるよ」

「どうせ幸村ほかの人と結婚してそうだし
 いじめられそうだしいろいろ嫌」

「なまえってそんなに俺の事嫌い?」

「うん、大嫌い」

「そうかい」


幸村の黒い何かが解き放たれた
瞬間だったような気がする。





 
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