なんたって純情 | ナノ

感動の再開と?




「しっかしびっくりだぜ!なんでねーちゃんここにいるのって感じ!」

家でいた時と一緒だ。キルアはしっかりとあたしの左側をキープしてる。

「確かにね、なんであたしここにいるんだろ。」

「なにそれ、ねーちゃんへんなのっへへっ!」





「あのがき…ルキにはデレッデレだな。」
「まさかあの二人姉弟だなんてねー。」
「まったくだ。」




なんだかんだで、キルアをすぐみつけてしまった。
探してるつもりもなかったのに。

…楽しいからいいけど。

キルアは相変わらずだなー。
本当にお母さまを刺したのかね。






なんだかんだ走る事5時間弱。

レオリーが苦しそうですね。



あ、止まった。

「レオリオ!」
「ほっとけよ。遊びじゃないんだぜ、ゴン」

確かに、キルアの言う通りだけど…ゴンは聞くかな。



「…ざけんなよ」

お、復活するか?

「絶対ハンターになったるんじゃあ!!くそったらぁーーーー!!」



だがしかしbut!カバンをおいて来てしまったようだ。

どうするレオリオ!


ひゅんっ

ゴンが、釣竿を使ってバッグを…すっごーい。
さすがだね。
かっこいい。

「おー、かっこいいー!あとで俺にもやらせてよ」

「スケボーかしてくれたらね」


おお?お?もしや…


キルアくん、お友だちの予感?!


うん、一歩前進ですね!!!






「おいおいおい、まじかよ…」

大分脚が慣れて来た頃。

なにやらウネウネとした気持ち悪い階段が見えて来た。


おお!なんか、いいかんじ!!
あたしは上下運動割と好きだから。

どーでもいっか!


ひょーんひょーん。

あたしと、弟とゴン。
三人で走ってたらいつのまにか一番前に来ていた。


「あ、サトツさんだ!」

「おや…どうも、こんにちは。」

「こんにちは!あたし、300番のルキっていいます!」


そこに細腰の素敵な紳士がいたからつい話しかけてしまった。
不覚…おや、にときめいた…。



「試験は楽しいですか?」

ふいにそんなコトをきかれた。

「ただはしってるだけじゃないですか。」

「まあ確かに、そうですね」


「ふふ…」


サトツさんと素敵な会話をしていたら、いつのまにかもう階段も出口だ。

「ふー!太陽さまとご対面ー?」
「あはは、ねーちゃんうけるっ」
「そお?」



だいぶ広いところにでたなぁ…さっきまで街だったのになぁ

「ヌメーレ湿原 通称"詐欺師の塒"
二時試験会場へはここを通って行かねばなりません


この湿原にしかいない珍奇な動物

その多くが人間をもあざむいて食糧にしようとする狡猾で貪欲な生き物です。

充分注意してついて来てください。

騙されると





死にますよ」


怖い顔をして、こちらではない何処かを見てそういうサトツさん。

悪いが、そんなことでビビるあたしたちでは無い。

「おかしなこというぜ、だまされるのかをかっててだまされるわけねーだろ」

レオリオー!無事だったのか。

頑張ったねー。
と、言うわけで私は、レオリオに近付いてハンカチをだし、顔の汗を拭いてやった。

「もーちょっとがんばろーレオリー」

「…おう!」


んですぐキルアのとこに戻る。

「ねーちゃんっなにしてんだよ!!?ねーちゃんがそんなことしてやることねーだろ!」

「…ダメ?」
「ダーメ!」


むぅ…大したことしてないのに



「ウソだ!そいつはウソをついている!!」

ざわざわ…
なんかボロっボロの汚いおじさんがでてきた。

汚いなあ


「そいつはニセモノだ!試験官じゃない!
俺が本当の試験官だ!」

汚いおじさんはサトツさんの方を指差して言った。


人のこと指差しちゃいけないんだぞー!


「ニセモノ?!どういうことだ?」

「じゃあこいつは…?」


あら、みんな迷っているみたいですねー。ばーかばーか。

「これを見ろ!
ヌメーレ湿原に生息する人面ザル!」



そして、汚いおじさんは人面ザルについての説明を長々とし最後にはサトツさんを、人面ザルといった。



最悪…こいつ…。


ヒュッ



さく…


と、おもったら、汚いおじさんとサトツさんに、トランプが投げられた。


…そして汚いおじさんは絶命した。

サトツさんは見事キャッチ!


「くっくっなるほど…これで決定、そっちが本物だね★」

「我々が目指すハンターの端くれともあろう者があの程度の攻撃防げないはずないからね◆」


ヒソカは、すごく満足げな顔をしてた。
あんなことしてなにが楽しいんだろ。

サトツさんは不快そうだよ。

「褒め言葉として受け取っておきましょう。しかし…次からはいかなる理由でも私への攻撃は反逆とみなし即時に失格とします。よろしいですね。」

「はいはい◆」

ほら…なにがしたかったんだろう。







(結局、キルアってば家出したの?)







まえ つぎ

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