なんたって純情 | ナノ

探さないで見つけて



優しい三人の男の子とであいまして、今だいぶ気分ほくほくです。


レオリオさんは…レオリー
サングラスのかっこいいおじさん。
クラピカくんは、くらぴ。
金髪猫目の美人さん。
ゴンくんは、ゴン
元気な男の子。




「まだはじまらないのかなー」


ジリリリリリリリリ


「お?」
「はじまるみたいだね!」
ゴンがいった。


「只今を以って、受付時間を終了させていただきます。」

わ、なんか渋い知的な素敵なおじさまが…
髭が素敵!

「かっこいー」

「ではこれよりハンター試験を開始いたします。」


そういうと、ふわっと管からおりてきた。

彼はあたしたちの前に立つと、ピンと張り詰めた空気も気にせず「こちらへどうぞ」と言ったら、
そして、試験への同意を尋ねるが、誰一人として帰らない。

「承知しました。第一次試験全員さんかですね。」

そういって、彼は早足に歩き出した。



ぐんぐんぐんぐん


「おかしいな」

すると、クラピカが疑問を抱いた。

なにがだろ。別におかしいところないと思うけど。


「おいおいなんだよ、やけにみんな急いでねーか?」
「だんだん進むスピードが早くなっている!」
「前の方が走り出したんだよ!」

「ぇー?そんなはやいかなぁ?」

「うわあルキって足長いね!」
「そう?ゴンも充分長いよ」

そんなくだんない会話をしていると、一番前のおじさんが口を開いた。

「申し遅れましたが私、一次試験担当官のサトつと申します。
これより皆様を二時試験会場へ案内いたします。」



やっぱり?そんなことだろうとおもったぁー。
走るのは嫌いなんだよねー。
はー、憂鬱です。

「二時試験会場まで私についてくること。これが一次試験でございます。」


「!!!」


ただただついていくだけなんだろー。
つまんね。なんか敵からの攻撃とかないの??

こんな地下の気持ち悪い道で。


「なるほどな」
「へんなテストだね」
「さしずめ持久力戦ってか。」

「つまーんなーいのー」
「ルキ…望むところだぜ。どこまででもついてってやる。」

どーせ、心理的ななんかと持久力、いろいろ試してんでしょーなー。
試されるのは気分が悪うございますわー。






ん?なにやら、見に覚えのある…気配が。
これはまさか。



すーーーー
あたしたちの横を、スケボーに乗った少年が…って…あれ?


「おいガキきたねーぞ!!そりゃ反則じゃねーかオイ!!」
「何で?」
「何でっておま…こりゃ持久力のテストなんだぞ!」
レオリーがその少年にどなる…あれー?

「違うよ、試験官はただついて来いっていっただけだもんね。」

ゴンは正論をいうなー。

「ゴン!!てめ どっちの味方だ?!」

「怒鳴るな体力を消耗するぞ!何よりまずうるさい。テストは原則として持ち込み自由なのだよ!」

「〜〜〜っ!!!」

あれあれあれー?
レオリーなんかどうでもよくて…あの少年…

「ねぇ君、年いくつ?」

こんな軟派な台詞はいてるこの少年…

「もうすぐ12歳!」
「ふーん…」


「やっぱ俺も走ろっと」

格好付けてスケボーから降りるあの少年は…

「俺キルア」
「俺はゴン!」

「おっさんの名前は?」
「おっさ…これでもお前らと同じ10代なんだぞ!」

「「ウソぉっ?!」」

だからレオリオはどうでもよくて!!!


「お姉さんは?って…ぇ?!」

「やっぱり!!!」
ようやく気づかれました!!

彼、あたしの弟!!
したから三番目の弟!

当主候補のキルアだ!

「キルアくん!こんなとこにいたのか!」
「え、ルキ、知り合い?」

「ね、ね、ね、ねーちゃん?!?」






「「「ねーちゃん!!!!???」」」




(やー、案外早く見つけちった)



まえ つぎ

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