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「え?」


「可笑しいでしょ、なんで他の奴等が居ないわけ?学校来てたでしょ」

「それは、そうですね…一応姿があったのはありましたが」


忠犬型の獄寺隼人に、自称ツナの大親友…笹川兄弟は真面目だから授業を抜け出せないとして、更に家庭教師のリボーンでさえいない。ダメツナを演じてるとはいえツナの仲間達が今、バジルより先に来ていない事はまず無い

ツナが見ていないとはいえ、一応学校には来ていたようで、ツナの状態を聞くまでバジルが教室に居た時には二人は居たし、出席も確認されている…なのに何故?




「……バジル君」



その時、ずっと無言でいた骸がようやく口を開いた


「え、はい?」


「愛川姫は、教室に居ましたか?」



「確か、拙者が抜け出す時に入れ違いですが…一応来てましたが」

「あいつがどうかしたのかい?」






「綱吉君の超直感ではありませんが…少し、嫌な予感がします」






そして、それからツナの母…沢田奈々がお見舞いに来て、今日は一旦解散になった。だが、骸の嫌な予感は晴れず…それが伝染したかのように、バジルと雲雀も、底しれない不安に絡まれる夜になってしまった






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