は新しいやつ
はアハンなやつ
時系列飛び飛び順次追加



臆病者のプライド(臨也独白)
喧嘩上等(イザシズ♀おっかけっこ)



「何で私を9課に入れてくれたんでしょう」

至極全うな疑問だ。

「華がなかったから」
「…はぁ、」

背後でトグサとバトーが仲良く吹き出した。残りの三人は「違いねえや」とでも言いたげにゆるゆると頷く。

「というのは冗談で、私は『彼』相手に最低ラインまでの防御をやってのけた貴女を評価してるのよ。
 あの施設には沢山の逸材が居たけれど、其が出来たのは貴女だけだったしね。」

彼女は複雑な表情でコクリと頷いた。勿論、この言葉には嘘はない。が、念のため。
ふいと背を向けて、自分のデスクに腰掛けて、電通を飛ばす。

『それに、貴女は知りたいことがあるんでしょう?』

彼女を一瞥すれば、きょとんとした顔で 此方を見つめていた。

「#name#、ヒソヒソバナシのコツはなあ、相手の顔を見ないことだぜ。」

違いないわね。バトーの言葉に苦笑いをしながら、私は端末に手をかけた。




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