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よくわからないけどとりあえず服を着替えて大部屋に向かうことにする。
あ、着替えてる時、火翠は外に出てました。
最初いる状態で着替えようとしたけど怒られた。気にしないんだけどな。
「着替え終わったよ」
『・・・ああ・・・』「なんか疲れてる?」
『お前さ、人前(?)で着替えるのはやめろ。羞恥心を持て』「だって気にしないし。」
『・・・とにかくやめろ。分かったか?』「え、うん」
わかったなら良いんだとかそもそもなんで普通にとか言ってる。あんたは僕の保護者か。
『行くぞ・・・』「ああうん、分かった」
うーん・・・口調ちょっと荒いけど、やっぱりポニータ可愛いなあ・・・
尻尾揺れてる。揺れてるっていうかふわふわしてる。
触ったら怒られそうだな。
『・・・触らせねえよ』「まだ何も言ってない・・・」
『そんだけ尻尾みてりゃ気付くっての。・・・おいそこ左だ』「え、そんな見てた?ああごめんありがと」
『焼けるんじゃないかと思うくらいにはな。お前道覚えてんじゃなかったのか?』「うわごめん。一回通っただけで完璧に覚えるのは難しいと思う」
『気にしないけどな。あー確かに。一階はキツいかもな』「そう?良かった。でしょ?二、三階はまだしも一階は無理」
「・・・器用だなあんた達・・・」
うわびっくりした・・・誰?アヤコ?いや声低かったし違う人。
「おはよーさん、ユウキ、ポニータ」
「あ、理焔さん。おはようございます。そして彼の名前は火翠です」
「・・・? ああ、名前貰ったのか。いいじゃねぇか、良かったな、火翠」
『・・・ありがとうございます』へぇーそうか、火翠か。とか、あの懐かずがねぇ・・・。とか、悪魔サンもすっかりまぁーるくなっちまったなー。とかいってる辺り、理焔さんはドSだと思う。
火翠もう真っ赤だよ。見てるこっちも赤くなりそうだよ。
黒歴史掘り返されたらこんな感じになるんだろうな・・・
・・・流石に可哀想になってきた
「あの、理焔さん」
「あ?なんだ?」
うわー凄く楽しそう。
この人に弱味握られたら終わりだ。
「そろそろ本題に入ってはいただけませんか?」
「あ、」
「忘れてたんですか・・・」
「火翠の反応が面白いからつい・・・な。悪い悪い」
今本人地震の勢いで震えてましたけど。
顔が若干青く見える
「あんた達にちょっとした仕事だ。まあこれは仕事っつーよりもこの辺の地形を知るためだな」
『結局どっちなんですか』「名目上仕事」
「何すればいいんですか?」
「ぶっちゃけ散歩だな」
・・・え、散歩?
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