▼ 部活見学と放課後と 1
―放課後
そんなこんなで連れて来られてしまった....。
[見学?だったら試に一緒に試合してみる?]
要「そうさせてもらえよ」
(《本気だったのか....》)
『はぁ....っていうか、私も試合すんのっ?』
要「あたりめーだっ」
『マジっすか...はぁ』
―前半戦
春「...祐希くんと名前ちゃんあからさまにどうでもいい感じですよ?」
要「.......あいつら(怒)」
[浅羽くんっ]
要「おっ」
―さっ
要「よけるなーっ」
―どんっ
『いったぁ!ちょい祐希、なんで避けた!?』
祐希が避けたボールは私の体にヒット。
祐「だって向こうが一方的に... 気持ちのおしつけってどうなんですか。」
要「アホ!それじゃ、チームプレイが成り立たんだろ!」
『祐希のバカぁ!顔じゃなくてよかったよ』
悠「名前、大丈夫?痛そう...」
『ありがと、悠太。うん、痛いよ』
要「お前らさ、昔から体育テキトーこいてるけど
マジで運動オンチなわけ?バスケくらいもちっとマトモにしてみろよ」
祐「マトモにと言われましても...」
『ねぇ〜...』
要「それかそんなにできないんならバスケ部入れよ」
『私は却下』
要「お前なぁ〜...」
春「名前ちゃん...;そうですね。
男の子にバスケって必須ですからねっ!かっこいいし」
《春にはお花畑が必須だよね》
心中で呟く私。
要「よしっ、うん、そうしろそうしろ」
春「ねっ、祐希くんっ決まりっ!」
祐「........」
何か知らないが勝手に決定。
―後半戦
<ピ――ッ 後半戦開始っ>
―ダン...ッ
要「...なんだあれ」
悠「祐希と名前は運動神経めちゃくちゃいいよ。二人ともかっこいー」
要「は!?」
悠「本気だしたら、もっとスゴイし」
春「あれ以上が、まだ!?」
[きゃー//]
[かっこいー//] ←小声の黄色い声
要「..........;」
春「祐希くん、モテますからねー;バスケ、こんなにかっこよくきめられたら、そりゃあ女の子がだまってませんよ」
要「(アレのどこがいいんだ...?)上手いっつても、完全に名前との二人プレーじゃねえか」
春「そうですけど(苦笑)」
―柔道部
バスケ部はなんやかんやで、連れてきた張本人の要が「もういい」言い出した。
それでもって、次に連れて来られたのが柔道部。
『あー、私パス。』
要「はあ?お前もやれよ」
『いやいやー、バスケで体力なくしたわ』
要「嘘つけ」
『ホントだっての。ま、次はパスね』
要「はいはい。分かりましたよっと」
春「二人とも...;」
[始めっ!]
[オス!]
春「がんばれー!」
要「いけー」
《祐希大丈夫かね。》
そんなことを思いつつ、ためし試合の見学。
『あ、』
相手が祐希の胸ぐらを掴んだと思ったら、祐希の反撃。
これ、柔道違うよね?
要「......何やったんだお前」
祐「ん?あの子がイキナリ胸ぐら掴んでくるからさ、
何事かと思って掴み返しただけ。はぁ、ビックリした。」
『ビックリしたのは多分、あの子だよ』
悠「お疲れさん。」
―水泳部
祐「水泳かぁ...」
『私、パス』
要「おい、名前っ!」
祐「ふむ...」
要「なんだ祐希っ、水泳興味あんのか?」
祐「これ、老後の健康を考えるといいかもね」
『あー、わかる』
要「青春時代に輝くためとか考えられねーのか、お前たちは」
―陸上部
祐「疲れる!」
『ヤダ』
春「それ言ったら、全否定じゃないですか;」
―弓道部
祐「で、これ誰に向けて打てば...」
春「的です!!;;;」
『手ぇ、痛ーい』
・
・
・
要「あーくそ。なんでこんなに決まらねえんだ」
祐「だから、決まらなくていいんだって」
『そもそも、入れようとするなー』
要「いーや、ダメだ。お前らはもっと新しい世界を見るべきなんだよ!」
「『こっちはムリヤリまぶたこじ開けられる気分でいっぱいです』」
春「あっ、東先生ーっ」
先「なるほどねぇ、祐希くんと名前ちゃんの入部先かぁ」
春「なかなか、決まらなくて.......運動部はほとんどまわってみたんですけど」
先「運動部?」
要「......そいつら、スゲー運動神経いいから.....です」
先「へー! あ、悠太くんはどうするのがいいと思う?」
悠「オレは別に...祐希と名前が決めることだから」
先「先生はそうだなぁ、運動部以外もまわってみたらいいと思うけどな。
その人が持ってる力とやりたいっていうのは、必ずしも対じゃないからね」
そう言って、東先生は私と祐希に会釈をし
仕事が残っているからと私たちを後にした。
春「かっっっっこい〜っ、なんか、東先生って大人の人って感じですよね!」
悠「まぁ、大人なんだけどね、実際」
要「......」
《ん?要がだんまり》
春「あっ!ここ、料理部ですよ。どうします?見学....」
悠「『パス』」
春「ゆっ、悠太くん?名前ちゃん?だって、先生も...」
悠「祐希(アイツ)以前、中学の調理実習で・・・・」
―【原作沿いのため割愛←】―
| 主の手抜き、許しておくれ |
―――――――――――――――
悠「―――っと、まだ清き少女たちに2度にわけて強い精神的ダメージを与えました。」
春「それは、それは...;」
『あー、あったねぇ、そんなこと』
春「あ、祐希くんっ名前ちゃんっ、次茶道部へ行ってみませんか?」
『「茶道部...?」』
《それって、確か...》
.
まえ / つぎ