考えていることを思いつくまま書いておりますので、ときどき変なことを言っているかもしれませんが、あたたかい眼で流してやってください。
2021.08.15
:: 四年目のかかりくん
この前勢いで縢くんお題を作ったので備忘録。
「獣が星になれる終末」、は結構私からみた縢くんそのもの、というかんじだったんですが、「楽園の名がはらむ濁音」、は縢くん視点だったり彼をとりまく環境のお題が多いです。
「手のうちの祝」はふり、と読みます。祝りと屠りは同根で、もともとは動物供儀に由来があるようなんですが、だからこれはドミネーターのお題です。
「楽園の名がはらむ濁音」シビュラ社会全体のお題。ユートピアには計算された不合理/不条理がかならずあるので、それとニルヴァーナ/アヴァロン/エルドラド…など楽園という単語が持つ濁音をかけたやつ。
「泥濘の深さをはかる足枷」これは執行官という身分、それから刑事課執行官に支給される腕輪(とりはずしできないやつ)からの着想。
「うつしよとは病める幻想」これも楽園の名が〜と同じで、シビュラ社会のお題。ちょっとVSシビュラ感ある。
「脈打つはだか火」火は正義のこと。雨と水に囲まれた社会で、次の世代に火をつなぐということが刑事課一係の人間たちがやろうとしていることだと思っていて、そのイメージ。
「歯牙ひとつぶんのインポート・コスモス」シビュラ社会のひとがいう「世界」って地球全体の世界じゃなくてシビュラ世界のことで、箱庭なんですよね。だから世界は輸入するしかないんですけど、これは楽園を目指してやってきた密入国者のドッグタグ=歯という連想でした。死した人間の名残を歯でうけとる、みたいな…
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