ミカエル「……!! ぎゃあぁぁぁぁぁぁーーー!! あぁぁぁぁぁぁーーー…(エコー)」

胡蝶「……これが、もののあはれというのでしょうかね」

サリー「あんた、それは違うんじゃ…」

胡蝶「いえ。たまには捉え方を変えてみるのも面白いかと思いまして。考え方を少し変えただけで、目に映るものは大きく変化するものですし」

レヴ「私もそれは正論だと思うが…しかし、どこかさらりとし過ぎているのではないか? 柔軟過ぎるのもどうかと…」

サリー「レヴみたいに頭が固いよりはいいんじゃないか」

レヴ「何だっ――…」
ルーアン「素敵だと思います」

レヴ「…?」

ルーアン「頭が固いというのは、意志の固さにも通じていると思いますの。貫くところを貫いて…為すことを為してきた貴方は、とても素敵に思えて…尊敬しております。それに、本当に頭の固い人には、きっと誰も…頭が固いだなんて言ったりしませんわ」

シェーナ「……(ルーアンの表情的にこれは本音…か…?)」

ノーマン『おまえの言っていた…縁…というのだろうか。レヴの指輪にしてもそうだ。たった一つのきっかけで、かくも長き旅があるとはな』

マール「そやな。俺も鏡の中でビアンカちゃんに逢えるなんて思ってへんかったからな〜」

ノーマン『おまえの頭の中はそれだけか』

ジェイ「……どのような状況においても我を保てるとは立派なものだ。俺もマール殿を見習わないといけないな、うむ」

イシオス「そうですね、きっと王は本心からその言葉を発されておられるのでしょうけれど、私としては……王は別の意味でもマールさんを見習われたほうが宜しいのではないかと」

マール「なんや…そないなこと言うてもらうと照れるわー」

ノーマン『……いや、おそらく褒められてはいないぞ、マール。本当に幸せ者だな』


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