「ねぇ、なんか今日の楓おかしい!」
「うん、あたしもそう思う…」
「いきなりどうしたの、本当?」
「あたしにも分かんない…」
放課後、楓と亜沙美と美香はファミレスに来ていた
「なんか、今日の楓は人間技じゃなかった!」
「朝のありえないジャンプに…」
「体育の時の高跳びといい、100m走のあの速さ!」
「「いつもの楓じゃない!」」
亜沙美と美香の台詞が見事重なった
「そんなこと言われても、あたしにも分かんないよ…」
「だって楓の高跳びの記録なんてせいぜい1mでしょ!?なのに今日は2mは軽く越えちゃうし…」
「100mのタイムなんて、いつも18秒のくせに13秒って…」
「「ありえない!」」
「うん、あたしもそう思う…」
楓含め三人はう〜んと首を捻らせた
「奇跡としか」
「言い様が」
「ないわね。」
ちなみに上から楓、亜沙美、美香の順番だ
「明日になれば元に戻るんじゃない?」
「ありえそう!楓、運動音痴だし!」
「明日には戻ってるわよ!」
楓たち三人の考えはとても浅かったと、次の日また思い知らされることになる