盲目人修羅パロ


もしも人修羅が人間のとき目が見えなかったらパロディです。
文章構成能力ゼロな稚拙な文です。それが許せる方のみどうぞ\(^O^)/

ちなみにタイトルは点字開発者のルイ・ブライユから。なんかルイって聞くと嫌な感じだw








閣下にマガタマを飲まされたことで飛躍的に身体能力が向上した人修羅。
力の他に悪魔になって初めて得たもの、それは視力だった。

生まれつき脳の障害で目が見えなかった人修羅は、自分が「ものを見ている」状態にとまどう。
身体がタトゥーだらけになってる状態がおかしいかどうかも判断できない、だって生まれて初めて見たんだもの。

なにも見えないのがデフォルトだったからまず部屋から出ようにも、扉を見てもそれが扉だって認識できない。
一番最初の敵はガキなんかじゃなく扉でしたというお話。

一方、衛生病院前で人修羅を待つライドウ。
いつまでたっても出てこないので痺れを切らして中まで様子を見に行く。
地下にいたターゲット人修羅は、身体の急激な変調と閉じ込められた恐怖で泣いていた。

人修羅は扉を開けて中に入ってきたライドウをみて、
「なんてきれいなひとなんだろう」
と一目惚れしちゃう(ありがち)

「お前、ここで何をしている」
「…気付いたらここにいたんだ。なにが起こってるのかもよくわからなくて困ってるんだ」
「わからないなりに行動すればよかろう」
「どうやったら外にいけるのかわかんない」
…馬鹿かと思うライドウ。

ターゲットの人修羅がここまで頼りないと思わなかったので幻滅するライドウ。
部屋の外に出たあともキョロキョロと落ち着きがない。
悪魔と遭遇しても、それを脅威と感じないのか自ら接触しようとしてダメージを受けている。
自己防衛さえできないなんて、こいつ本当に馬鹿じゃないのか?

「…もしかして僕、目が見えてるの?」
「…どこまで君は馬鹿なんだ?なにを当たり前のことを」
みるみるうちに顔を輝かせる人修羅。
「すごい!僕見えてるんだ!」
そこで初めて人修羅が盲目だったことを知るライドウ。

それならば今までの奇行も頷ける。
悪魔を見ても危機感が湧かないのは、目の前の悪魔と自分の身に降り懸かるであろう危機が結び付かないからだろう。
悪魔に対してだけでなく、扉が扉とわからなかったように、この先に見る全てのものをそれが何で自分にとってどういうものであるか学んでいく必要があるのだ。

そう考えると、車椅子の老人の「メノラーの奪還依頼」が嘘であることはあからさまだった。
そしてこんな貧弱な悪魔から燭台一つ奪い取ることなど造作もないことに思えた。


そして早速階段の前でウロウロし始めた人修羅。
「これ、何?」
「…階段だ」
「へえ、こんな形してたんだ。点字ブロックがあったらすぐわかったのに」
点字は読めるらしい。だが、恐らく普通の字は読めないだろう。

「…見てられない。僕が君の手助けをしてやろう」
無論喜ぶ人修羅。
「助かるよ、ライドウ君は物知りだから」
最初からレベル80オーバーの味方を得た人修羅だが、そもそも自分がレベル1にも満たない足手まといなのでちょうどいいバランスだったりする。

この悪魔にもはやターゲットとしての価値は求めていないが、保護してやるのも悪くない気がしてきたライドウ。
あわよくば自分の悪魔として仕立ててやろうと考えていた。

そんなライドウもきっと旅をしていくうちに人修羅に惹かれていくと思う。
障害があっても笑っていられる強さや純朴さに癒されるというか…(ハイハイお決まりお決まり)

千晶や勇と再会して、実は二人が一緒にいてくれたのは千晶は進学内信のため、勇は特殊学級担当の裕子先生と仲良くするため人修羅を利用していたこととかが発覚しちゃったり。
人の裏をかくことなんて今までしたことないだろうからとてもショックを受ける。

目が見えるようになって、人の汚い部分を見てしまったり、歪んでいく友達の姿を見たり、目が見えなければよかったとか言い出すかもしれない。

それでも、悪魔の体になったこと、目が見えるようになったことには何か意味があるはずだと思う人修羅。
「見なきゃよかった、知らなきゃよかったって思うことも多いけど、それでもライドウ君に会えて君と一緒にこの世界でいろんなものを見られて良かったと思うんだ」


この人修羅は多分再生ルートを選んでみんなを元通りにすることを選ぶんじゃなかろうか。
いろんなものが見れて新鮮な世界ではあったけど、死んでいった世界を取り戻すために今の世界との別れを決意する。もちろんライドウとの別れも意味している。

この人修羅はライドウの仲魔に加えるほど強くなれないと思う。実戦に参加するのが遅かったから経験を積んでないし、なにより優しすぎる。

それでもいいと思うほどライドウは人修羅を好きだった。悪魔でも障害があっても、とてもまぶしい人物だと思っていた。でも、それが彼の決めたことなら。

創世で世界は再構築されるけどライドウは帝都に帰っちゃう。人修羅は悪魔の力を無くしてまた盲目になってしまう。
勇と千晶が一緒にいてくれる理由も先生の弱さも全部知ったまま。

人修羅は見えなくてもいいと思ってる。
この暗闇に包まれた世界は、まるでライドウの外套に包まれているように安心するから。
周りの人にどう思われようと、視界の闇だけが人修羅のたったひとつの拠り所になった、みたいな。






以下はうまく文章に盛り込めなかった設定とか話とか



目で見た物と見ないで知覚してきた物との認識のすり合わせが出来てないだろうから、
旅の間にライドウが細かく教えていくんだろうなあ。

字も読めないからすぐに「なんて書いてあるの?」って聞きそう。
そしてライドウは横文字を逆から読む(笑)

盲目人修羅の口癖は「あれなに?」「触っていい?」だと思う。
炎が熱いとわからず手をつっこんだり切れるとわからず刃物を握り締めたりする。
これだから目が離せないぜ!

目の見えない人に色を説明するのって困難だよね。人修羅はきっと覚えきれなくて、全部を「きれいな色」と表現してそう

ライドウの外套の黒は
「いちばん好きないろ」
って表現する。
「…君の言葉はひとつひとつが大きすぎる力を持つから困る」
って赤面するライドウ。顔が赤くなって
「ライドウくん、ますますキレイ!」
ってエスカレートすればいいよ!

万が一 人修羅が帝都に一緒に行けたとしても、やっぱり目は見えなくなっちゃいそう。一回バイバイフラグが立った訳だし、ライ様はいよいよ人修羅とベタベタしだしそうw

視界の理解と意識の理解が追い付かなくて、手探りのスキンシップとかしてたらいい。

ライドウの顔を触って輪郭を確かめてみたりして。
モミアゲに触って
「イタッ!…棘が生えてる?」
とか言われてショックを受けるライ様とかいいと思うw

見えない状態で(アレを)するのはかなり大変そう…人修羅が怖がらない様に「触るよ」とかいちいち聞いてきて、むしろその方が恥ずかしくなる人修羅とか妄想

見えないからってに不満を感じさせたくない、ってむやみに頑張っちゃう人修羅とか可愛いと思う
○射状態になっても
「顔になにかかかってるんだけど…これなに?」
って上目使いしちゃう人修羅とかw

盲目人修羅は危なすぎてアマラ深界に連れていけないと思う。人並みの自己防衛ができないとあそこはきつい 無論魔人戦もムリポ




ツイッターでこれらを呟いたところ、なんと十三番目の天誅殺のゴルゴさんが続きの小説を書いて下さいました!

あまりに嬉しかったので、イメージイラストを即席で描いてしまいました(笑)
イラストと小説は続きのページからどうぞ!





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