×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -




11月拍手(春菜、丘野)

■シェアハピ(春菜)

「気がつけばポ●キー&プリ●ツの日だ!」
「本当ですね名前さん!終わる前に食べなきゃ乗り遅れちゃいますよ!」
「そんな訳で春菜ちゃん、ここに頂き物のバトン●ールがあります。
シェアハピする?」
「わぁ〜、噂の高級なポ●キーですね!
しかもそれ最近発売された新製品じゃないですか!食べた事ない!
是非シェアハピしたいです!」
「オーケー!
私も質より量で買うから初めて食べるんだ〜楽しみだね!
ではいざ開封…!」
「凄い細い箱ですね…!」
「…!」
「…?名前さん?」
「何て事…!1箱に1本しか入ってない!」
「えぇっさすが高級なお菓子は違いますね!?
でも、じゃあ分けられないですね…」
「いや、それは折れば良いんじゃない?箱に直して…」

パキンッ

「こうやって箱ごと折れば周りに飛び散らないし両手にも触れないね。完璧!」
「成る程〜!今度私もやります」
「それは鬼道君に私が怒られるからやめて欲しい…はい、どうぞ」
「わぁ、チョコレート沢山付いてる方!
良いんですか?」
「勿論。じゃあ早速…」
「「頂きまーす!」」


■良い肉の日(丘野)

「今日は良い肉の日!
近くのお肉屋さんでセールしてたから、夕ご飯は焼き肉でーす☆」
「いや安直過ぎだろ…」
「えー?でも食べたいでしょ美味しいお肉!
折角安いんですよ?」
「まぁ、そりゃそうなんだけどよ」
「だったら文句言わない!
ほらほら鉄板出してー、王帝サッカー部の皆呼んできてー」
「オイ名前…お前後輩だよな?」
「はい、そうです。丘野さんの後輩ですよ。
それが何か?」
「何かじゃねえよ、先輩こき使うなよ!」
「えー?だって丘野さんアレでしょ、最近編入した一星君。
あの子と距離が取りづらくて避ける為に私の所に来てるんでしょ?
野坂君系の優等生ですもんね、丘野さん苦手そー。
だから仕事の割り振りを…」
「っ馬鹿言うな、別に後輩1人増えたくらい何だってんだ」
「はいはい、それはすみませんでした。
でも王帝って寮生だし早めに打ち解けた方が楽ですよ〜?
私は女子だから離れる時あるけど丘野さん達はもう家族レベルで一緒ですし」
「…」
「ねっ。
だから今日の焼肉パーティーで親睦会としましょ?」
「…分かったよ。鉄板出してアイツらを呼べば良いんだろ…」
「はい。材料のカットとかは私がやっておきますのでご心配なく!
食べてたらその内サッカー以外で話す内容も出来ますよ!
何なら一星君が気を遣って話題振ってくれますよ」
「名前、お前…本当 世話っつーかお節介焼きだな」
「助かるでしょ?」
「…、…まーな」
「ふふー、褒められた気分ですね」
「褒めて…は、いるけどよ」
「あれ、何か今日は素直ですね。
いるけど 何ですか?何か引っかかってます?」
「俺たちの世話ばっかりしてないで、お前もちゃんと食えよ 肉」
「えー?でも皆放ってたらすぐ焦がしちゃうでしょ?
私が食べたい時は丘野さんがお肉、良い感じに育ててくれるんですか?」
「…話すのが面倒になったらな」
「えー?本当ですか?
じゃあ期待しないで様子見てまーす」

[ 22/64 ]

[*prev] [next#]
[短編目次へ]
[しおりを挟む]