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スイパラコラボA(灰崎・水神矢、風丸・アフロディ、佐久間・不動、鬼道・豪炎寺)

■スイパラコラボ(灰崎、水神矢)

「名前、こんな感じだろうか?」
「わぁ、さすがキャプテン!雛ペンちゃん可愛い!周りのピックも良い感じですね」
「お前がアドバイスをくれたお陰だよ、どうしても頭が崩れてしまって困っていたんだ」
「お役に立てて良かったです。顔が上手に出来ていただけに崩れるのはグロテスクだったので…」
「はっ、前より飯をカップに強く押し込んで、チーズでまとめるだけじゃねぇか」
「だけって、凌兵は何もしてないでしょ…。クマちゃんと戯れてただけじゃない」
「馬鹿言ってんじゃねぇよ、俺はこのクマゾウで宣伝をして来たんだよ!」
「ありがとう灰崎。練習を休んでこちらをやるからには盛況にしたいからな」
「はっ、別にアンタの為じゃねーよ…それより」
「おっ?それは…パンケーキ?その形はクマゾウ?」
「おぅ、顔と耳の比率完璧だろうが」
「ごめん、それは私にはよく分かんないや」
「ふかふかだな、美味しそうだ。プレートにするなら顔を描いて飾り付けしてやらないとな」
「あぁ。だから名前、テメェ手伝え」
「ねぇ、『だから』の使い方間違ってない?いや手伝うのは良いよ?頼み方 頼み方!」
「まぁまぁ、灰崎も名前の器用さとセンスを頼っての事だ。大目に見てやったらどうだ?」
「有難く思いな」
「もう!そうやってキャプテンたちが弟ポジションとして甘やかすからこうなるんですよ!」
「そうか?それはすまない。…そう言う事だから灰崎、きちんと頼もう」
「あ?お断りだ」
「むっ…何その言い方。もういい、凌兵には例え頼まれても手伝いません」
「は??」
「何か?」
「こら、2人共っ!!仲良くしないとクマゾウも悲しむぞ!」
「っち…。わーったよ。…テツダッテクダサイ」
「棒読みも甚だしいな!」
「名前は?」
「…、…キャプテンが言うなら、納得はしていませんけどお店の為に協力します」
「よし。じゃあ、3人でどうデコレーションするか決めるぞ!
やっぱり、パンケーキには果物の盛り合わせだろうか?」
「「(この人…一番楽しそうだな…)」」


■スイパラコラボ(風丸、アフロディ)

「美味しかった〜、ご馳走様でした!」
「来てくれてありがとう名前。
これは対象のフードとドリンクを頼んだ人に特典だよ、どうぞ」
「わぉ、お土産だ!じゃあ有り難く頂きます」
「ふふ、でもわざわざお客さんとして来るなんてね。驚いたよ」
「驚かせようと思って!今度は秋ちゃんや春菜ちゃんも誘って来るね」
「…木野達もか?」
「おっどうしたの風丸君、何だか顔色良くないよ?皆で来ない方が良い?」
「いや、そう言う訳ではないんだが。
知ってる奴に見られてると思うとちょっと気恥ずかしいな…」
「えー?格好良いと思うけど?寧ろ積極的に見せていけば?」
「お墨付きだよ、良かったね風丸君」
「ひゅー!さすがイケメンup持ちは違うねー!!」
「茶化すな」
「はぁ〜い」
「でも、お店が盛り上がるのは良い事だ。
知り合いがいようといまいと僕らはやるべき事をやらないとね」
「それはそうだが。
…自分がきちんと接客出来ているかどうかは、正直あまり自信がないな」
「サービスが良いか悪いかって人の好みよるからねぇ〜あんまり気負わなくて良いんじゃない?
風丸君なら出来てる出来てる!」
「名前お前…本当他人事だと思って適当だな…」
「そんな事ないよー!アドバイスも出来るよ。
風丸君に足りないのは営業スマイルと自信」
「あのなぁ…」
「やっぱり同じ雷門の強化委員だね、仲が良い」
「どう見たらそう見えるんだ…?」
「どうしても心配なんだったら、やっぱり皆にチェックしてもらおう!
沢山の目で確認して大丈夫なら、風丸君も安心出来るでしょ?」
「ーーー…、分かった。じゃあ頼む」
「オッケー!それなら早速 連絡網で!」
「おや、何だか規模が大きそうだね?」
「待て名前、『皆』って言うけど、どの連絡網を使おうとしてるんだ…!?」


■スイパラコラボ(佐久間、不動)

「不動君…ペンギンクレープお待たせしましたぁ…!」
「はッおせーよ何分待たせんだ、ったく。…んじゃ、さっさと運んできてやるとするかね」
「お願いします…うぅ、疲れた…作りすぎでもう体力が限界かも…。
でも良かった完売して…」
「…オイ、休むなら裏手で休めよ」
「ありがとー…」
「勘違いすんな、客席から見えるっつってんだ」
「はあい…」



「…佐久間はクレープ作りもせず一体何をしているの…?」
「ペンギンがきちんと出来ているかのチェックだ」
「いや、メレンゲドール見つめてないで片付け手伝ってよぉ…。
大体それはプロの人が作ったから変えようないし!」
「ペンギンに欠陥があったら伝えておかないといけないだろ!」
「いやそれはそうだけどさ!
も〜…ペンギンにかける熱量大き過ぎるでしょ…」
「必殺技も協力してくれるしな。それくらいは当然だ」
「はぁ…はいはい、分かったよ。それで何か言う事あったの?」
「ない」
「ないの!?そんだけ見つめておいて!?」
「あまりに完璧な再現率で驚いた。さすがプロの作る物は違うな…!」
「はぁ…佐久間が言うなら間違いないんだろうけど…」
「強いていうならバリエーションが欲しい。
灰崎のペンギンは黒みが強いけど、こいつは青基調だ…」
「−−−…配り終えたから戻ってみりゃ、何言ってんだこのキャプテン様はよぉ…」
「不動君、お帰り…見ての通り片付けはまだです…」
「あっそ」
「ちょっ、自分の事 棚に上げたよこの人!」
「テメーその言葉、そっくりそのまま返してやるぜ」
「なっ…、そこまで言われる筋合いはない!」
「今のは佐久間にだけは絶対言われたくない台詞だよ!」
「だってよォ残念だったなぁ佐久間。こいつは俺の味方らしいぜ?」
「あー不動君も煽らないで!面倒臭くなるから〜!!」


■スイパラコラボ(鬼道・豪炎寺)

「豪炎寺君て料理も上手そうだよね」
「まぁ、夕香にねだられたりするから作る機会はあるってぐらいだがな。
どうした急に?」
「いや、そのクマ型のフライパンだと技術のない人が使ったら耳もげそうだなって…。
って事は豪炎寺君は上手なんだろうなって思ったら口をついて出たというか」
「名前は嘘は着けないタイプだな」
「誠実の塊なもので」
「よく言うよ」
「…自分で言ったら3割減らしいぞ、名前」
「鬼道君!お帰り〜、もう紅茶の配膳終わったの?
さっき出て行かなかったっけ?」
「この暑さだからな、ホットドリンクより冷たい物の係が忙しそうだぞ」
「はぁ〜成程。店の人は鬼道君の配置間違っちゃったね」
「あながちそうとも言えないぞ?
紅茶を注ぐパフォーマンスは出来る奴限られているからな」
「あそっか、高い所から注ぐアレね」
「別段難しい事ではないと思うが…」
「いや、距離感見誤ったら大惨事だよ…火傷しちゃう」
「名前はやらない方が良いだろうな。間違いなくそうなるだろう」
「それについては賛成だな。火傷ついでにカップを割りそうだ」
「酷いな!余計なお世話だよお兄ちゃん組!!」
「まぁ、そう怒るな。冗談だ」
「あくまでそう言う事もあるかも知れないと、可能性の話をしたまでさ」
「豪炎寺君と鬼道君は冗談も冗談に聞こえないんだよね…」
「機嫌を直せよ、試作のクマ型パンケーキやるから。端だが果物も添えてやる」
「俺は紅茶を淹れよう。
余った茶葉のブレンドだが香りも悪くはないぞ」
「えっ本当に!?やったラッキー!」
「「(相変わらず素直な奴だな…)」」
「(はっ…しまった、つい流されてしまった…!)」

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